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北海道地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

羊蹄ふるさと館でイベントを行いました

2023年08月14日
洞爺湖 荻原 沙理

羊蹄ふるさと館

羊蹄ふるさと館は、羊蹄山のふもとにある施設です。

真狩村・羊蹄山・真狩の人などについての歴史などを紹介する施設として平成元年にオープンしました。
平成17年からは原則休館していますが、毎年8月の1週間程度、夏季開館されています。
furusatoPF.pdf (makkari.lg.jp)
 
※今年はすでに閉館しております。ご了承ください。

イベントの様子

今回は、夏季開館に合わせ行われたイベントに参加してきました。
 
前半は、倶知安警察署真狩駐在所小竹様から、ヒグマに関するお話を伺いました。
ヒグマに関するクイズが10問出題され、参加者の皆さんは手で○や×を作ってクイズに答えていました。

後半は、環境省として「羊蹄山の自然」をテーマに、スライドによる説明やクイズ、屋外での体験学習を行いました。
 
まず、日本、北海道にある国立公園、羊蹄山を擁する支笏洞爺国立公園や羊蹄山に生息する野鳥に関してスライドによる説明を行いました。
代替テキスト
(説明する中村国立公園利用企画官)
代替テキスト
(羊蹄山で見られる野鳥を説明中)
野鳥に関するクイズはそれぞれ悩みながら答えている姿がみられました。
 
その後、実際に外に出て、自然を観察に行きました。

まずは目を閉じて、聞こえてくる音に耳を澄ませます。普段は目からの情報に頼りがちですが、耳に意識を集中させると、鳥や虫の鳴き声や木々のこすれる音が聞こえてきます。
3分間の間に5種類以上の音を聞き分けた参加者もいました。

屋外での活動の注意点を説明した後、「お気に入りの葉っぱを2枚探そう!」という中村国立公園利用企画官の声かけのもと、それぞれが思い思いの葉っぱを選んで集めました。
(国立公園内には、生物の採取ができない区域もあります。また、採取が禁止されている生物種もあります。国立公園は、みなさんで利用し、守っていく場所ですので、ご注意ください。)

全員が持ち寄った葉っぱを並べてみると、形や、色、手触りにいろいろな特徴があることがわかりました。

今までは意識していなかった些細なことも、今日見聞きしたことを思い出して、「あ、今の鳴き声はハシブトガラス?」なんて、考えてくれるようになったらいいなぁと感じました。