2008年7月 3日
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2008年07月03日”ミステリー”サークル
大雪山国立公園 上川 大久保 智子
大雪の山々も、稜線上や雪が溶けたところは、花が美しさを競って賑やかになってきました。

チョウノスケソウも咲き始めました♪
緑岳~小泉岳の間(7/2撮影)
巡視中におもしろい物を見つけました。
いくつもある、ミステリーサークル。
いやいや、ミステリーではなく、この緑色の丸い形を作っている群落は、ミヤマバイケイソウです。
このような形になるのは、これは地下にある根茎から同心円状に芽が出るからだそうです。
綺麗な円になっている株から、円になりきれていない株もあり、それを見ているだけでも楽しいです。
このミヤマバイケイソウの緑サークルの群落は、黒岳から北海岳に行く途中の赤石沢付近にあります。

音が聞こえそうほど楽しげな、ミヤマバイケイソウの芽
チョウノスケソウも咲き始めました♪
緑岳~小泉岳の間(7/2撮影)
巡視中におもしろい物を見つけました。
いくつもある、ミステリーサークル。
いやいや、ミステリーではなく、この緑色の丸い形を作っている群落は、ミヤマバイケイソウです。
このような形になるのは、これは地下にある根茎から同心円状に芽が出るからだそうです。
綺麗な円になっている株から、円になりきれていない株もあり、それを見ているだけでも楽しいです。
このミヤマバイケイソウの緑サークルの群落は、黒岳から北海岳に行く途中の赤石沢付近にあります。
音が聞こえそうほど楽しげな、ミヤマバイケイソウの芽
快晴の中、西山山麓火口散策路では、噴火活動によって隆起した旧国道や、火口群を見学し、火山の仕組みを知りました。噴火してから8年経った今もところどころ噴気を上げていて、地熱も高く温度は約90℃も超える場所の中を歩きます。また、被害を受けた住宅やお菓子工場を見ながら、そして、ノビタキ、キビタキ、ノスリなどの野鳥観察もしながら火山の威力を感じ、それに適応して存在するたくましい生き物たちの生活を垣間みました。
【西山火口散策路のみなさんの様子】
中島では、エゾシカが落ち葉を食しているところや、冬場死んだであろうエゾシカの死骸、木々の下の笹がエゾシカによって全て食べられてしまった林内の中を歩き、またオニグルミの木でエゾリスが食事中の風景を観察し、人間と動物との関わり合いについてを考えさせられるプログラムでした。
【中島のエゾシカ。落ち葉を食べています】
終了後、参加者と主催者側で意見交換を行いました。今回の様なエコツアーで、火山の植生の変化を見ることができるというのは将来の可能性のあるテーマだ、また参加して帰ってから今回体験したことが自分の生活とどのように結びつけることができるか?など参加者からの貴重なご意見を聞くことができました。
火山を間近に感じたり、中島に見るようなエゾシカと食害の問題を通して、人と自然の関わり方の重要なメーッセージが洞爺には隠されています。
【ある場所で木々の額縁から中島が見えました】