2012年2月14日
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2012年02月14日第4回 子どもパークレンジャー (後編)
釧路湿原国立公園 釧路湿原 小林 美保
午前中のワンダフルな探検が終わり、茅沼憩いの家でお弁当を食べました。
「さぁ、午後の活動が始まるよ!」
そのかけ声とともに、自分たちで机をセッティングします。
まずはこれまでの3回の活動をスライドで振り返りました。
そして子どもたちには思わぬプレゼント。第1回、2回の活動で一緒だった
川湯自然保護官事務所の黒江レンジャーからビデオレターが!
みんなから笑顔がこぼれます。
思い出話に花を咲かせながら、さぁ午後のまとめの作業開始です。

午前中のグループごとに分かれて、これまでの全4回の活動を通して、
わかったこと、感じたことを基に、
自然をできる限り守りたい人や地域に便利に住みたい人、
農業や酪農をしている人、町で商売をする人、工場で働く人に分かれて、
みんなが国立公園のそばでどのように暮らしていけばより良いか、
ということを話し合いました。みんな立場が違うのでとても難しいことです。
でも子どもたちなりに一生懸命に、自分の意見だけを通さず、
お互いの意見を聞いたり相談している姿に、胸が熱くなりました。
みんなで話し合った町の計画を紙面上に切ったり貼ったりして
地図にしてもらい、それぞれのグループで発表しました。

竹中レンジャーから「守る部分と使う部分のルールを決めながら、みんなで
相談しながら国立公園や自然の保全についてこれからもこんなふうに
考えてほしい。みんなこれからは任務をまかせたよ!」との話しがあると、
談笑していた子どもたちも真剣な眼差しで、じっと聞いていたのが印象的でした。
そして、自分のレンジャー手帳に今日楽しかったこと、わかったことなど
感想を書いて、竹中レンジャーに報告し、
子どもパークレンジャー認定のスタンプを押してもらいました。

子どもたちは全4回の活動で、毎回成長の姿を見せてくれます。
何よりも、自然を楽しむ感覚は毎回大人を驚かせてくれます。
「来年も来たい!」という子どもたち。
子どもパークレンジャーの活動を通して、子どもたちが地域の自然に親しみ、
生き生きとした心を育んでいけたらなぁという思いを胸に
平成23年度のJPRは無事終了いたしました。アクティブレンジャーとして
この活動に参加できたことに感謝の気持ちでいっぱいです。
協力してくださったみなさん ありがとうございました。(終わり)
※写真(全編) 環境省及びNPO法人ねおす提供
「さぁ、午後の活動が始まるよ!」
そのかけ声とともに、自分たちで机をセッティングします。
まずはこれまでの3回の活動をスライドで振り返りました。
そして子どもたちには思わぬプレゼント。第1回、2回の活動で一緒だった
川湯自然保護官事務所の黒江レンジャーからビデオレターが!
みんなから笑顔がこぼれます。
思い出話に花を咲かせながら、さぁ午後のまとめの作業開始です。

午前中のグループごとに分かれて、これまでの全4回の活動を通して、
わかったこと、感じたことを基に、
自然をできる限り守りたい人や地域に便利に住みたい人、
農業や酪農をしている人、町で商売をする人、工場で働く人に分かれて、
みんなが国立公園のそばでどのように暮らしていけばより良いか、
ということを話し合いました。みんな立場が違うのでとても難しいことです。
でも子どもたちなりに一生懸命に、自分の意見だけを通さず、
お互いの意見を聞いたり相談している姿に、胸が熱くなりました。
みんなで話し合った町の計画を紙面上に切ったり貼ったりして
地図にしてもらい、それぞれのグループで発表しました。
竹中レンジャーから「守る部分と使う部分のルールを決めながら、みんなで
相談しながら国立公園や自然の保全についてこれからもこんなふうに
考えてほしい。みんなこれからは任務をまかせたよ!」との話しがあると、
談笑していた子どもたちも真剣な眼差しで、じっと聞いていたのが印象的でした。
そして、自分のレンジャー手帳に今日楽しかったこと、わかったことなど
感想を書いて、竹中レンジャーに報告し、
子どもパークレンジャー認定のスタンプを押してもらいました。
子どもたちは全4回の活動で、毎回成長の姿を見せてくれます。
何よりも、自然を楽しむ感覚は毎回大人を驚かせてくれます。
「来年も来たい!」という子どもたち。
子どもパークレンジャーの活動を通して、子どもたちが地域の自然に親しみ、
生き生きとした心を育んでいけたらなぁという思いを胸に
平成23年度のJPRは無事終了いたしました。アクティブレンジャーとして
この活動に参加できたことに感謝の気持ちでいっぱいです。
協力してくださったみなさん ありがとうございました。(終わり)
※写真(全編) 環境省及びNPO法人ねおす提供
2012年02月14日第4回 子どもパークレンジャー (中編)
釧路湿原国立公園 釧路湿原 小林 美保
シラルトロ湖周辺の丘陵地から、グループに分かれて探検スタートです。
まずはアイヌのチャシ跡で、結氷したシラルトロ湖全体を眺めて、
その後シラルトロ湖の氷上を歩きました。

途中、氷の厚さを測ったり(40cmぐらい!)
湧水地の温度を測ったり(湖は結氷しても湧水は常にプラス!)
高台から動物を探したり(エゾシカやオオワシが見えた!)
木の博士にお話しを聞いたり(キハダの内皮がミカン色だと発見!)

いろいろなミッションを解決しながら、時にはレンジャーに質問しながら
2時間かけてシラルトロ湖周辺を楽しく探検しました。
そして、午前中最後のメインイベント

みんなで釧路湿原を走るSLに手を振りました。
冬のシラルトロ湖は魅力がいっぱい!これをいろいろな人に伝えるのも
子どもパークレンジャーの立派なミッションなのです。
極寒のフィールドワークのはずが、そんなことも忘れてしまうくらい
あっという間のスペシャルな時間となりました。(後編へ続く)
まずはアイヌのチャシ跡で、結氷したシラルトロ湖全体を眺めて、
その後シラルトロ湖の氷上を歩きました。

途中、氷の厚さを測ったり(40cmぐらい!)
湧水地の温度を測ったり(湖は結氷しても湧水は常にプラス!)
高台から動物を探したり(エゾシカやオオワシが見えた!)
木の博士にお話しを聞いたり(キハダの内皮がミカン色だと発見!)

いろいろなミッションを解決しながら、時にはレンジャーに質問しながら
2時間かけてシラルトロ湖周辺を楽しく探検しました。
そして、午前中最後のメインイベント
みんなで釧路湿原を走るSLに手を振りました。
冬のシラルトロ湖は魅力がいっぱい!これをいろいろな人に伝えるのも
子どもパークレンジャーの立派なミッションなのです。
極寒のフィールドワークのはずが、そんなことも忘れてしまうくらい
あっという間のスペシャルな時間となりました。(後編へ続く)
で、起こるのは、場所取り。
ここは私が掘り返したのよとばかりにキック。回りの仲間を蹴散らして草をキープ。激しい争いです。
また、今まで食べていなかった、トドマツの樹皮を食べている姿を目撃。松ヤニがシカから食べられるのを防いでいたと思っていたのですが・・・。樹皮をぐるりと食べられてしまうと木はそのまま枯れてしまいます。
食べる、といえばこの竹。このシカが食べている竹は、除雪の範囲を示す目安の棒。頑張って食べているようでしたが、いくら頑張っても食べれないようで、頭にクエスチョンマークが浮かんでいるようでした。
ヨタヨタしているシカの姿を多く見かけます。つぶらな瞳で見つめられると、つい「がんばれよ」と声をかけてしまいます。ですが、現在、環境省では駆除活動を行っている最中です。ここは、駆除対象が自然に数を減らすことを喜ぶべきなのでしょうか。複雑な心境です。