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北海道地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

第4回 子どもパークレンジャー (前編)

2012年02月13日
釧路湿原
「きみも子どもパークレンジャーだ!」を合い言葉に
子どもたちに環境省のレンジャー(自然保護官)の仕事を知ってもらい、
地域の自然や地球環境の大切さを学び、自然を守るお手伝いしてもらう活動の
第4回目(2月4日実施)の報告です。

今年のテーマは「4回連続活動 釧路川でつながる国立公園を知ろう!」と題し、
釧路川の始まり、屈斜路湖がある阿寒国立公園川湯地域で夏に2回、
釧路川が海へつながる釧路湿原国立公園で冬に2回の活動を行いました。

ちなみに・・・
 第1回目「釧路川の源で水生昆虫を捕獲せよ!」(7月2日)
 (前編)http://hokkaido.env.go.jp/blog/2011/07/777.html
 (後編)http://hokkaido.env.go.jp/blog/2011/07/778.html
 第2回目「釧路川流域をアメリカミンクから守れ!」(9月3日)
 第3回目「湿原と川と海のつながりを調査せよ!」(12月3日)

月日が経つのは早いもので、とうとう最終回
「冬の釧路湿原国立公園を歩いて君もパークレンジャーだ!」の始まりです。
釧路市、釧路町、弟子屈町、大空町の小学2年生から中学3年生まで、
幅広い年齢層の子どもたち22名が参加しました。

午前中はスノーシューでシラルトロ湖周辺の探検、
午後からは室内で全活動のまとめとなる
「釧路川でつながる2つの国立公園を守るために自分たちができること」
をグループごとにみんなで考え、発表しました。

では、簡単ですが写真で振り返ってみます。

朝の気温は-20℃を超えました。そんな寒い中、子どもたちは元気に
シラルトロ自然情報館に集合です。釧路からはバスに乗って、
川湯方面からは列車に乗ってやってきました。

釧路自然環境事務所の高見沢レンジャーからは開会の挨拶、
釧路湿原自然保護官事務所の竹中レンジャーからはシラルトロ湖周辺の
自然情報やマル秘情報についてお話しがありました。
もう始まりからみんな興味津々です。



そしてNPO法人ねおすの片瀬氏から「まずは体を温めよう!」という号令のもと
広い雪原で遠くに飛ばした動物のぬいぐるみを拾いにダッシュです。

でもでも、雪原は甘くはありません!
2、3歩踏み出したところでみんな見事に転びます!!

そう 雪の中では思うように歩いたり走ったりできないことを実感してから

いよいよスノーシュー装着

スノーシューを初めて付ける子どもたちもたくさんいましたが
大人に手伝ってもらったり、自分で工夫したりしてみんな上手にできました。
「わぁ すごい 雪の上を歩ける!」

雪が積もった冬の散策はスノーシューを使うとサクサク歩けるのです。
初めての子どもも、すぐにスノーシューを楽しむことができるようになりました。
(中編へ続く)