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北海道地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

北海道地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。
アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、利尻礼文サロベツ、知床、阿寒摩周、釧路湿原、大雪山、支笏洞爺、日高山脈襟裳十勝国立公園があります。

環境省アクティブ・レンジャー写真展 北の自然の舞台裏

2022年06月01日
大雪山国立公園 忠鉢伸一

アクティブ・レンジャー 忠鉢 伸一

「錦秋」

 

式部沼 9月

 

 式部沼から高根ヶ原を見上げると、色鮮やかに染まった山肌が錦のようでした。

 緑一色だった夏山シーズンを越えると、日に日に色づく紅葉が息をのむ絶景を見せてくれます。その日の天候や時間帯でもその美しさは変化し、同じ場所でも毎回違った印象を受けます。大雪山の素晴らしい紅葉の風景は、まさに一期一会の出会いです。

 

 

「雪上に佇む

 

三段山 1月

 

 真っ白な雪の中に、冬毛に生え替わったエゾユキウサギを発見しました。遠目で見ると雪と同化して見つけにくいのですが、運良く出会うことができました。見た目に不釣り合いなたくましい後脚を持つエゾユキウサギは、日本最速のほ乳類と言われています。

 しばらく観察していましたが、まだ見つかっていないと安心しきっているようです。