ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

北海道地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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釧路湿原国立公園

56件の記事があります。

2016年01月28日歩くスキーはじめました。

釧路湿原国立公園 釧路湿原 渡辺欣正

 はじめまして、昨年12月から釧路湿原国立公園のアクティブ・レンジャーに着任しました渡辺欣正(わたなべよしまさ)です。趣味のカヤックツーリングで初めて訪れた時から、この釧路湿原に心を惹かれ、今度はこうして湿原の保全や魅力を伝える仕事をしに戻ってくることができました。どうぞよろしくお願いします。

 さて、1月19日の大雪で、温根内ビジターセンターの木道にも雪がたっぷり。

 釧路湿原を眺める展望台は各所にありますが、釧路湿原の中を歩いて見れるのは、ここだけ!

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 そして今は、冬ならではの楽しみ方「歩くスキー」がオススメです。

 オリンピック等ではクロスカントリーとしてお馴染みですが、経験した事ある方は意外に少ないのでは。

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 無料でレンタルしていますので、この機会にぜひご利用ください。

 初めての方もご安心を。優しい指導員が選び方から遊び方まで教えてくれます。

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 ストックやブーツも、サイズ揃えています。

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 ゆっくりとご自分のペースで歩いていると、雪の上に残された動物の足跡や、森の中の小鳥たちなどが見られ、新しい発見や出会いに心も体も温まります。

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 運が良ければ空高く飛ぶかっこいいオオワシやオジロワシも見ることができます。

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 スキーの後は、鶴居村の温泉もいいですね。この冬は温根内へ!

 温根内木道の自然情報マップはコチラから。

 http://hokkaido.env.go.jp/kushiro/onnenai1501.pdf

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 ■温根内ビジターセンター 

 TEL:0154-65-2323
 住 所:北海道阿寒郡鶴居村温根内

 開 館:午前10:00~午後4:00(11月~3月)
 休館日:火曜日

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 平成28年2月7日(日)10:00~12:00

 自然ふれあい行事「歩くスキーで湿原ハイク」

 温根内ビジターセンターにて電話受付中!

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2015年11月24日釧路湿原 渡り鳥の中継地です

釧路湿原国立公園 平川 正詩

 釧路湿原国立公園内にはシラルトロ湖・塘路湖・達古武湖と3つの大きな湖があり、春や秋の渡りのシーズンには渡りの中継地として多くの水鳥が休息し通過していきます。渡りのピークは過ぎたものの、まだまだヒシクイの大きな群れが休息しているのがシラルトロ湖で見られたので紹介したいと思います。

 この日11月12日はヒシクイを476羽カウントしました。なお、最大羽数は10月16日の896羽でした。

 そのほか、キンクロハジロやマガモなど多くのカモ類が休息しているのが確認されました。シラルトロ湖はこのように多くの水鳥の休息地となっています。

ヒシクイ湖畔で休息中 ヒシクイはガンの仲間で、ロシアのカムチャッカ半島などで繁殖し、秋になると釧路湿原内の湖沼を休息地として利用しながら、宮城県の伊豆沼などに代表される越冬地へと移動していきます。シラルトロ湖では水面に浮かんでいる水草の一種ヒシの実を食べている様子が観察できます。このヒシを食べることからヒシクイという名前の由来になっています。釧路湿原内の湖沼で休息をとって充分に栄養を蓄えたのち、湖沼が氷始めるまえには越冬地へと旅立って行きます。このように渡りの途中に充分な休息を取れる中継地は渡り鳥にとって、とても重要な場所になっています。みなさんも、ぜひヒシクイを観察してみませんか?

 なお、観察する際には驚かせないよう、遠くからそっと観察するようお願いします。

水面上のヒシクイ

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2015年09月18日秋の連休は釧路湿原へ!

釧路湿原国立公園 釧路湿原 小林 美保

 湿原は夏の緑一面から、ヨシの穂がキラキラ輝き出す秋の風景へと変化しています。 釧路湿原の秋の見どころの一つが(年中見どころではあるのですが!)、湿原の東側に位置する細岡展望台です。

 「大観望」の別名のとおり、そこから眺める釧路湿原の大パノラマは、東京の山手線がすっぽり入ってしまう広さです。(ちなみに、山手線の範囲が約0.6万ha、釧路湿原の面積は約2.6万haです)

 ぐるっと見渡しても、見渡しきれない程の大パノラマは、その一部を切り取った写真で見るのと、実際にその場で体感するのとでは、全く違う印象になることでしょう。

 広い釧路湿原の中を悠々と蛇行しながら流れる釧路川、遠くには阿寒の山並みが美しく、澄んだ空気の広い空に、大きな夕日が沈んで行く風景は言葉を失うほどです。夏や冬ともひと味違う、凛とした釧路湿原が浮かび上がる秋ならではの風景です。

 *夕日を撮影するためにたくさんの人が訪れます*

 *9月17日 17:14撮影 (日の入りは17:26)*

 日増しに朝晩は冷えるようになり、今月上旬には渡り鳥のヒシクイが釧路にもやってきました。広い空にV字編隊飛行を見るなら今からが旬です。(北海道では春と秋にガン類の渡りが見られます)

 彼らはもうしばらくの間、釧路湿原の湖沼で休憩をして、空腹を満たしてから、さらに南へと向かいます。

 連休前半は少しお天気が心配ですが、後半は持ち直しそうです。今週末から始まる連休は、ぜひ釧路湿原国立公園へお越し下さい。

 

<お知らせ>----------------------------------------------------------------- 

釧路湿原西側にある温根内木道で釧路湿原国立公園のパークボランティアに

よる定点ガイドを行います。自然が大好きなパークボランティアが木道上で

お待ちしております。

 

[日時] 9月20日(日)午前10:00-12:00  午後13:30-15:30

    ※雨天中止の場合あり

[場所] 温根内木道 [参加費] 無料(申込不要)

[主催] 釧路湿原国立公園ボランティア・レンジャーの会

 
 

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2015年08月17日釧路湿原野生生物保護センター バックヤードツアーを開催しました

釧路湿原国立公園 釧路湿原 平川 正詩

 みなさまこんにちは、先にお知らせした釧路湿原バックヤードツアーを8月9日に開催しましたので結果をお知らせします。

 当日の天候はくもりで前日まで道東にしてはしばらく暑かった気温も、当日はほどよく涼しくなり過ごしやすい気温となりました。

 参加人数は、午前に21名、午後に15名と計36名(このうち中学生以下のお子様17名)でした。

 見学会は、センター入口前にて挨拶と簡単な説明で開会、その後、渡辺獣医師の案内のもと、普段一般公開していない場所(バックヤード)である処置室や野生復帰のためのリハビリケージを見学しました。

センター前にてセンターの役割について説明

 センター入口前にて当センターの大きく3つの役割について説明しました。

 一つは展示室でのワシやシマフクロウなどの希少種の保護と調査や国立公園についての普及啓発をおこなうこと、次の一つは事務所として国立公園を管理すること、最後の一つは、野生鳥獣の動物病院として希少種の治療とリハビリを行うことの3つの役割です。

処置室にて機器の説明

 続いて処置室にて、傷病鳥の治療に使う機器の説明を行いました。

リハビリケージ前にて野生復帰のためのリハビリについて説明

 リハビリケージ前では、収容している傷病鳥のリハビリについて説明しました。

視聴覚室にて資料説明と質疑応答

 最後は、視聴覚室にて、鉛中毒の説明や今回のまとめをしたのち参加者との質疑応答を行いました。

 傷病として運ばれてくる原因の多くは人間の生活活動が係わっていることが多く、その結果を分析することは自然環境が今どうなっているのか、また傷病鳥を通じて自然からの警鐘を私たちに伝えてくれているとの渡辺獣医師の説明に参加者のみなさまも何か感じたものがあったのではと思います。

 アンケートを実施した結果、小さなお子様から保護者のかたまで「楽しかった」「満足した」「興味深い」など、好評を多くいただきました。この結果を踏まえ、今後もバックヤードツアーを実施していきたいと思います。

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2015年05月26日夏でも上着は必須です。

釧路湿原国立公園 釧路湿原 小林 美保

 もうすぐ6月ですが、朝晩はまだストーブが必要な時もある釧路湿原です。

 釧路湿原国立公園は釧路市、釧路町、標茶町、鶴居村の4市町村にまたがっており、面積は28,788haで、その大部が日本最大の湿原である「釧路湿原」になります。釧路湿原の魅力は広大な水平的景観にあります。湿原の中心部は「特別保護地区」に指定され、足を踏み入れることは難しいですが、湿原周辺をぐるっと囲む丘陵地には市町村ごとに展望台などが整備されており、広大な景観を望むことができます。

 これだけ広い釧路湿原では、同日でも場所によって大きく気温が違うこともしばしばです。巡視などに出かけると、釧路市内にある釧路湿原自然保護官事務所を出るときには6度、事務所から釧路湿原を挟み東側の標茶町にあるサルボ展望台に行くと、日差しも重なり15度以上、鶴居村を通り市村境界の釧路市湿原展望台を過ぎる頃には10度、そして釧路市内に帰ってくる夕方には8度、ということが多々ありました。

 6月~8月は、釧路市は海霧が発生して日中でも気温があまり上がらず冷涼多湿な気候です。それに比べて内陸の標茶町や鶴居村は昼間に気温がぐっと高くなり晴の日も多いです。これから釧路湿原国立公園に来訪される方は、天候や場所によって気温が大きく変わりますので、脱ぎ着できる服装でお越し下さい。夏でも上着は必須です。

 服装に触れたので、釧路湿原を散策する際に「あったらいいな」と思われるものをもう1点お伝えします。

湿原には虫がたくさん生息しています。そのおかげで鳥がたくさん生息できるのですが、散策の際には困ることもあります。虫除けグッズ(ほっかむりなど)の携行やうちわで煽ぎながら散策するとブヨや蚊、ハエなどの対策になります。これらの虫は気温や天気(雨や風)などによっても、出たり出なかったりするので、少し風のある日が散策にオススメです。

展望台から見られる新緑の絨毯はとても美しく、これから夏まで一気に生き物の息吹が駆け巡ります。

毎週姿を変える釧路湿原に、ぜひお越し下さい!

○釧路湿原の名物「やちぼうず群落」

新しいスゲがどんどん生長しています。

まもなく周りの草たちに埋もれてやちぼうずは見つけにくくなります。

○くしろ湿原ノロッコ号の運行が始まりました! 

枯れヨシと新緑が混ざり合う釧路湿原から、刻一刻と真緑の釧路湿原へと変わっていきます。

※ノロッコ号のお問い合わせ JR釧路駅 0154-24-3176(5:30~22:30) 

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2014年12月25日釧路湿原 冬本番です

釧路湿原国立公園 平川 正詩

道東地域に大雪をもたらした低気圧が通過し、釧路湿原野生生物保護センターはすっかり雪景色となりました。ハクチョウがいた池もすっかり雪の下に隠れ、きびしくも美しい冬の本番がはじまりました。

先月までハクチョウがいた池

雪に埋もれてしまいました。

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