
アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]
ブラボー!大雪山のパークボランティア
2025年06月18日
東川
こんにちは、東川管理官事務所の渡邉です。
先日、パークボランティアのみなさんと山開きに向けて十勝岳周辺の登山道整備に行ってきました。
整備区間が長いので2つの隊に分かれて作業を行います。

A隊は13名が十勝岳温泉登山口から入山し、上ホロカメットク山を越えて大砲岩まで。
B隊は12名が望岳台から入山し、十勝岳から大砲岩まで。
今回もたくさんの方に参加をしていただきました!ありがとうございます。
ただ、気合とは裏腹に天気はイマイチで、予報では午後から雨マークがついていました。
B隊に参加した私たちは、朝6時に望岳台を出発。
一人一本の鉄ピンとハンマーなどの共同装備を手分けして持って登ります。

作業は入山してから4時間半後、十勝岳からはじまり、道迷い防止と植生保護のため、昨秋に下ろしたロープを上げ、古い鉄ピンは荷揚げした新品の鉄ピンと交換していきます。
稜線は風が強く寒いので防寒着を着込み、ときおり雨がパラつく場面もありました。
昨秋の日記でも書きましたが、古い鉄ピンは地面と固着し、ただでは抜けないので、今回は新アイテムのプライヤーやハンマー、ベテラン・ボランティアの方々はご自身が抜きやすいオリジナル・アイテム持参+涙ぐましい創意工夫のもと、この日もたくさん鉄ピンを抜くことができました!

この日はこれまで上ホロ避難小屋の外に集積していた過去に抜いた鉄ピンも荷下げしました。
おそらく数十年前、人力ではなく、ヘリコプターで荷揚げした鉄ピンなので、太くて重た~い。
それでもパークボランティアのみなさんは腕を鳴らしながら、せっせとザックや背負子に重たい鉄ピンを積み込んでいきます。
重みで食い込む肩ベルトはシーズンはじめの体には堪えますが、「余裕だよ」の涼しい顔をするのが山男と山女。
大変な作業もみなさんの明るさに救われます。

下山の途中でA・B隊が合流。お互いを労いながら賑やかなひと時を過ごしたつかの間、雨が本降りになり、合羽を着たら、たちまち晴れ。そのうちあっという間に雲が湧いてきて…コロコロ変わる天気に翻弄されながら、歩き始めてから10時間後の16時に十勝岳温泉に下山しました。

なんと、2隊で荷下げした鉄ピンの本数は100本以上!!
まさか一度にこんな数を下ろせるとは…凄すぎです。
みなさん、肩・腰は無事でしたか・・・?
私はこういう“山っぽいこと”が大好きです。
大雪山が大好きなみなさんと重たい荷物を背負いながら談笑したり、もう数えきれないほど見ている同じ景色にまた同じように感動したり、愛でずにはいられない可愛いお花たちに足を止めたり、野鳥やナキウサギが贈ってくれるエールに励まされたり、そんな時間をみなさんと共有する時間が大好きです。
無理なお願いもいつも引き受けてくださり、本当に心強く、ありがたいと感じています。
参加していただいたみなさん、ありがとうございました!!

今年は残雪が多いので、残念ながら、稜線上のお花はまだあまり咲いていませんでした。
今シーズン、みなさんがそれぞれで素敵なお花畑に出会えることを願っています♡
目指せ、古い鉄ピン0本!!後期の登山道整備もよろしくお願いします。
先日、パークボランティアのみなさんと山開きに向けて十勝岳周辺の登山道整備に行ってきました。
整備区間が長いので2つの隊に分かれて作業を行います。

B隊は12名が望岳台から入山し、十勝岳から大砲岩まで。
今回もたくさんの方に参加をしていただきました!ありがとうございます。
ただ、気合とは裏腹に天気はイマイチで、予報では午後から雨マークがついていました。
B隊に参加した私たちは、朝6時に望岳台を出発。
一人一本の鉄ピンとハンマーなどの共同装備を手分けして持って登ります。

稜線は風が強く寒いので防寒着を着込み、ときおり雨がパラつく場面もありました。
昨秋の日記でも書きましたが、古い鉄ピンは地面と固着し、ただでは抜けないので、今回は新アイテムのプライヤーやハンマー、ベテラン・ボランティアの方々はご自身が抜きやすいオリジナル・アイテム持参+涙ぐましい創意工夫のもと、この日もたくさん鉄ピンを抜くことができました!




おそらく数十年前、人力ではなく、ヘリコプターで荷揚げした鉄ピンなので、太くて重た~い。
それでもパークボランティアのみなさんは腕を鳴らしながら、せっせとザックや背負子に重たい鉄ピンを積み込んでいきます。
重みで食い込む肩ベルトはシーズンはじめの体には堪えますが、「余裕だよ」の涼しい顔をするのが山男と山女。
大変な作業もみなさんの明るさに救われます。

下山の途中でA・B隊が合流。お互いを労いながら賑やかなひと時を過ごしたつかの間、雨が本降りになり、合羽を着たら、たちまち晴れ。そのうちあっという間に雲が湧いてきて…コロコロ変わる天気に翻弄されながら、歩き始めてから10時間後の16時に十勝岳温泉に下山しました。

まさか一度にこんな数を下ろせるとは…凄すぎです。
みなさん、肩・腰は無事でしたか・・・?
私はこういう“山っぽいこと”が大好きです。
大雪山が大好きなみなさんと重たい荷物を背負いながら談笑したり、もう数えきれないほど見ている同じ景色にまた同じように感動したり、愛でずにはいられない可愛いお花たちに足を止めたり、野鳥やナキウサギが贈ってくれるエールに励まされたり、そんな時間をみなさんと共有する時間が大好きです。
無理なお願いもいつも引き受けてくださり、本当に心強く、ありがたいと感じています。
参加していただいたみなさん、ありがとうございました!!


今年は残雪が多いので、残念ながら、稜線上のお花はまだあまり咲いていませんでした。
今シーズン、みなさんがそれぞれで素敵なお花畑に出会えることを願っています♡
目指せ、古い鉄ピン0本!!後期の登山道整備もよろしくお願いします。