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北海道地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

サロベツ湿原センター景観維持管理「ヤナギ伐採活動」

2022年11月25日
利尻礼文サロベツ国立公園 福井翔太
サロベツ担当アクティブレンジャーの福井です。
今回は11月6日に NPO法人サロベツ・エコ・ネットワーク・環境省稚内自然保護官事務所・利尻礼文サロベツ国立公園パークボランティアの会に加えて地域住民の方と協力して実施した、ヤナギの伐採活動の様子を紹介します。
 
今回活動を行なったサロベツ湿原センター周辺は泥炭採掘工場の跡地であり、もともとヤナギの木は生えていませんでした。
今では増えすぎてしまったヤナギを、湿原の生態系や景観の維持のために伐採する活動を行いました。
 

 
当日は湿原センターの、湿原側の入り口に生えているヤナギと共にハンノキも伐採しました。普段は下りることができない木道から湿原に入り、ノコギリで根元から伐採を行います。
 

 
すでに大きく成長しているヤナギもあれば、ヨシに隠れたまだ小さなヤナギまで見つけて伐採をしていきます。
 
 

今回、伐採したヤナギは152本となりました。
 今年度はヤナギ伐採の他に、NPO法人サロベツ・エコ・ネットワーク中心に、湿原センター周囲の外来種の除去活動や、下サロベツ園地でのササの刈り払いも実施しました。今後も湿原の景観の維持や、自然再生に向けた活動をみなさんと協力して継続していきます。

【施設情報】冬期期間より施設の開館時間等に変更がございますのでご注意ください。

サロベツ湿原センター

・施設開館 10:00から16:00 (月曜日休館)
・木道利用可能
・トイレ利用可能(開館時間内)

幌延ビジターセンター

・施設閉館(2023年4月30日まで)
・木道利用可能
・トイレ利用不可