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北海道地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

オオワシ飛来!!

2022年12月09日
利尻礼文サロベツ国立公園 福井翔太
サロベツ担当アクティブレンジャーの福井です。

越冬のために北海道から旅立っていく野鳥もいれば、渡ってくる野鳥もいます。
道北では冬になると大型のワシ類の姿をよく目にします。
今回は稚内自然保護官事務所のある稚内からサロベツへ向かう海岸線でオオワシの姿を確認しました。

オオワシ / Haliaeetus pelagicus pelagicus


タカ目タカ科オジロワシ属
環境省レッドリスト(2020):絶滅危惧Ⅱ類(VU) 
国指定天然記念物、国内希少野生動植物種(保護増殖事業対象種)
 
オオワシは全長約85~94cm、翼開長220~250cmと大型の猛禽類です。
ロシア極東や日本に分布し、夏はロシア極東やカムチャッカ半島などで繁殖し、冬は越冬のために北海道、本州などに飛来します。
越冬地では魚類や海鳥類を餌資源として、海岸線や河川などの近くをねぐらにします。


飛んでいる姿も迫力があります。
今年も長い旅をして道北にやってきてくれました。
稚内市にある最北の岬「宗谷岬」は10月下旬頃に日本へ渡ってくる姿、3月頃にロシアへ渡っていく姿を確認することができ、旅のお出迎えとお見送りをすることができてオススメです。

【施設情報】冬期期間より施設の開館時間等に変更がございますのでご注意ください。

●サロベツ湿原センター

・施設開館 10:00から16:00 (月曜日休館)
・木道利用可能
・トイレ利用可能(開館時間内)

●幌延ビジターセンター

・施設閉館(2023年4月30日まで)
・木道利用可能
・トイレ利用不可

環境省アクティブ・レンジャー写真展2022

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