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北海道地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

北海道地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。
支笏洞爺国立公園 洞爺湖地区(羊蹄山・洞爺湖・登別)の情報を、アクティブ・レンジャー幸村和実が発信しています

オロフレ山

2026年06月26日
洞爺湖 幸村 和実

オロフレ山パトロール

毎年6月中旬、オロフレ開山に合わせパトロールを行っています。

近年雪解けが早く、花の時期も早くなってきていることから、今年は6月上旬に行きました。

パトロール中に出会った、風景やお花を紹介します。

雲海

 登山口でもあるオロフレ峠展望台は、羊蹄山や噴火湾(内浦湾)の眺望地ですが、実は知る人ぞ知る雲海の名所です。

この日は、噴火湾(内浦湾)に雲が一面に広がり、展望台や山頂でも大雲海を眺めることができました。
オロフレ峠展望台から見た雲海
オロフレ山頂から見た雲海

イワカガミ

 登山口からゆっくり20分ほど登ると、景色が変わり、岩場を10mほど下る地点があります。
この岩場にイワカガミが咲いています。
毎年数株確認しているのですが、今年は時期が合ったのか、過去3年で一番多かったです。
時期を早めたおかげかもしれません。
コイワカガミと迷うところですが、葉の鋸歯からイワカガミと判断しました。
イワカガミ
イワカガミ白花
イワカガミの白花

チングルマ

 イワカガミの岩場を超えると、「羅漢岩」と言われる、切り立った荒々しい崖が目に入ってきます。
そこにはチングルマの群落があり、急峻な岩肌にしがみつくように、一面に張り付いています。
谷底までチングルマが広がる風景は、一見の価値ありです。
※滑落にはくれぐれもご注意ください。

羅漢岩
羅漢岩のチングルマ
崖の下までチングルマ
切り落ちた谷底までチングルマ

山神

 登山道の中ほどに、「山神」と呼ばれる小さな岩峰があります。
その岩肌には、チングルマやイワヒゲ、イワウメ、イソツツジなどの花々が咲き誇っています。
稜線から突き出た岩峰は風をうけやすく、その影響で高山植物が生育しやすい環境になっているのかもしれません。
山神
イワウメ
イワヒゲ
イソツツジ

シラネアオイ

 オロフレ山といえばシラネアオイ。
この時期は登山道のいろいろなところで、一番目に入るお花です。
シカによる食害が見られますが、まだまだ健在です。
今年は薄めの色が多かったですね。
シラネアオイ
群生するシラネアオイ
花の名山オロフレ山は、いかがでしたでしょうか。
 
登山口が標高900mにあり、比較的初級者の山と言われていますが、安全な登山には、十分な準備が必要です。
 入山する際には、
 ○複数人で登る
 ○クマ鈴やクマスプレーなどの対策
 ○防寒・雨などの対策
 ○熱中症対策
 など万全を期して登っていただきたいと思います。
 
過去のオロフレ山の記事では、たくさんのお花を紹介しています。
オロフレ山 | 北海道地方環境事務所 | 環境省

 

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