支笏洞爺国立公園 支笏湖
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2015年02月18日支笏湖氷濤まつり、今週末まで
支笏洞爺国立公園 支笏湖 畠山 夏香
みなさん、こんにちは。
支笏湖ARの畠山です。
去年、今年の氷濤祭りの氷の色をクイズにしたのを覚えていますか?
2014年12月03日『来年も開催されます!2015千歳・支笏湖氷濤まつり』
氷濤まつりも今週の22日(日)で終わりです。
見に来てくれたひとも、きっとたくさんいらっしゃると思いますが
ここで正解発表したいと思います!
正解は...
しっかり
"支笏湖ブルー"でした!
確かに支笏湖の水面を見ている限り、大雨の影響(にごり)を感じさせなくなっていました......すごい!
今年の氷濤まつり、氷像は全部で30個。
10人ほどの制作スタッフが丸太などで骨組みをつくり、漁網をかけ
そこに昼夜、15万トンもの支笏湖の水を拭きかけて制作していきます。
制作スタッフのお話しでは、
実際に氷を付けていくのは例年、12月中旬から開催までの約1ヶ月間。
氷をつけるには-5℃以下の気温が良いのですが、今年は夜に付けた氷が昼間にはどんどん溶けていってしまうほどに気温が高かく、開催までのラスト1週間でやっと仕上がったとのことです。
そのため氷は例年と比べ薄くなり、逆にその分光を良く通し、
きれいな支笏湖ブルーが出たということです!
ライトアップをすると、光が透明度の高い氷を抜けてゆき、これまたキレイ。
この氷像は支笏湖の水と、制作スタッフのなみなみならぬ努力と忍耐と精神力の結晶です。
まだ見ていない方は是非足を運んでみてくださいね♪
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詳しくは公式HPをごらんください↓
http://www.1000sai-chitose.or.jp/
2015年02月06日World Wetlands Day ~February 2, 2015~
支笏洞爺国立公園 支笏湖 畠山 夏香
今年も"World Wetlands Day"
世界湿地の日がやってきましたね。
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世界湿地の日とは、1971年2月2日にイランのラムサールという街で締結された「ラムサール条約」を記念して、毎年2月2日を「世界湿地の日 World Wetlands Day (WWD)」とした記念日です。ラムサール条約の目的である、湿地の恩恵や価値に目を向け、その維持と賢明な利用を達成するため、世界中で啓発イベントが行われています。
そこで一昨年に引き続き、ウトナイ湖、支笏湖、洞爺湖、クッチャロ湖、サロベツ原野など、北海道の代表的な湿地を含む国立公園等を所管するアクティブレンジャーで、AR日記のリレー企画を行います。
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世界湿地の日リレー企画、第2弾!
ウトナイ湖の平さんからバトンを受け取ったのは、支笏湖の畠山です。
支笏湖は4万年前にとてつもなく大きな噴火によって生まれたカルデラ湖です。その後の火山活動により上から見るとひょうたん型やまゆ型と表される形をしています。
周囲は40.3kmで面積78.76 km²。水深363m(平均265.4m)と深く、全国で2番目に多い、20.9 km²もの水を貯水しています。
周辺には針広混合林が広がり、多くの昆虫・動植物が暮らしています。
まず、皆さんは湿地(Wetlands)ってどんなところだと想像しますか?
年中湿っているところ...
湿原......沼......どろどろ
長靴でずぶずぶ歩く......
私にはこんなイメージが真っ先に浮かびました。
そんな湿地のイメージと支笏湖は大きくかけ離れていますよね。
でも、実は支笏湖は立派な湿地なのです。
『ラムサール条約湿地分類法』によると湿地は、たくさんのタイプに区分され、湖沼、沢、河川、低潮時における水深が6メートルを超えない海域なども含まれます。
支笏湖がカルデラ湖であるように、湿地の成り立ちというものは様々あります。
水田などの人工的につくられた水域であっても、そこに生息する生きものと同じ目線にたってみると、そこは大切な生息の場。重要な湿地なのです。
もともと、ラムサール条約は水鳥とその生息場所である湿地を守るための条約ですが、その役割は地球に暮らす、全ての生きものに影響しています。
水は全ての生命と密接につながり、共有している大切なものだからです。
ここで水について、ちょっと考えてみます......
水は住処となり水草、プランクトン、昆虫、魚たちが食物連鎖を繰り広げている。
更にそれを食べるために利用するのは、鳥たちに限らない。
動物たち、私たちも同じ。そして利用の際に残ったもの、排泄物はバクテリアなどに分解され、土を肥やし、地上の植物たちが成長していく。
水と全ての生きものはさまざまなかたちで関係をもち、つながっている......
そして、ひとつの生きものが、水とこんな関係を結ぶ場所が一カ所とは限らないだろうな......
実は支笏湖は現在、ラムサール条約に登録されていません。
しかし、たとえ登録されていない湿地であっても大切に守らなくてはいならないのはやっぱり同じです。
昨年末、支笏湖にはある嬉しいニュースが舞い込んできました。
「公共用水域水質測定」の2013年の結果が発表されたのです。
全国で調査された河川2560、湖沼189、海域590の水域のなかで、支笏湖が最も良い水質だとされたのです。
支笏湖が日本一の水質とされるのは、これで7年連続となりました!
このきれいな水をいつまでも大切にしていくことは、私たちを含め、全ての生きものを大切にしていくことです。
そして喜ばしいことに、この調査のなかで2番目に良い水質とされたのが、洞爺湖です。
今年は支笏洞爺国立公園、仲良くワンツーフィニッシュ。
つぎはその洞爺湖にバトンをつなぎますね!
松沢ARよろしくお願いしま~す!
2014年12月03日来年も開催されます!2015千歳・支笏湖氷濤まつり!
支笏洞爺国立公園 支笏湖 畠山 夏香
こちらは一気に冷え込みました。
支笏湖アクティブレンジャー、畠山です。
支笏湖冬の風物詩、「2015千歳・支笏湖氷濤まつり」が
来年1月30日(金)から2月22日(日)に開催されます!

〈上:一昨年の氷のオブジェ 下:昨年の氷濤まつり(夜)〉
支笏湖の水でつくられた氷のオブジェは透き通る青色。夜はライトアップされ幻想的。花火大会や氷濤ウエディングなど、毎年盛りだくさんなお祭りです。
詳しくは公式HPを見てみてくださいね。
→http://www.1000sai-chitose.or.jp/
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さて11月25日(火)は、その氷濤まつりのための安全祈願祭が行われました。
地元の皆さんをはじめ、関係者約50名と支笏湖自然保護官も参加しました。

〈祈願の様子 支笏湖にお祈り〉
安全祈願祭は氷濤まつり会場で行われ、神主さんは氷濤制作が安全に進み、訪れる人々に幸福のあるように支笏湖に語りかけ、皆で祈願しました。
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支笏湖は6年連続で日本一きれいな水に輝いており、澄んだ水の色は特徴的な青色に輝き、支笏湖ブルーと呼ばれています。
氷濤まつりの氷像は支笏湖の水を一切ろ過することなく骨組みに吹きかけ、12月頃から少しずつ造形していきます。
そうしてできた氷は、上の写真のようにピュアな青色でとてもきれい。
しかし、今年9月11日の記録的な大雨を受け、いつも変わらず青く輝いていた支笏湖ブルーが、なんとエメラルドグリーンへと変化しました!
これは支笏湖へ山からの大量の土砂が流れ出たことで、透明度を失ったことが原因といわれています。広くて深い支笏湖は一度濁ると、落ち着くまで1年以上はかかるとのこと。

〈支笏湖の色の変化 上:5撮影 下:10月撮影〉
エメラルドグリーンの支笏湖...
珍しい現象であり、これはこれできれいでもあります。
そんな支笏湖の水で作る、来年の氷は何色になるのか??
私の予想は......
エメラルドグリーンの氷になる!です。(単純!)
さて、答えは氷になるまで誰にもわかりませんね。
来年、氷濤まつりの様子をお届けします。
自分の目で確かめたい、という方は是非支笏湖へ!
一緒に楽しみに待ちましょう!
2014年11月28日支笏湖近郊の山、イチャンコッペ
支笏洞爺国立公園 支笏湖 畠山 夏香
先週の20日(木)にイチャンコッペ山に登ってきました。
[イチャンコッペ山]
標高828.9m(登り2時間30分、下り1時間30分程)。
登山口は国道453号線のヘアピンカーブの展望台(ポロピナイ展望台)近くにあり、ひっそりとしているのですが、大きな登山届のポストが目印です。
"イチャンコッペ"という名前の由来はアイヌ語で「産卵場を持っている川」など諸説あるそう。
登りはじめから2合目あたりまで急斜面が続きますが、そこまで登り切ると、後はあまり起伏のない緩やかな道になります。785ピークに近づくと木々が少なくなり、支笏湖が全貌を見せてくれ、最高の眺めです。

〈785ピークからの眺め〉

〈785ピークから望む山々(つなぎ目のガタガタ、すみません)〉
辺りを見渡すと支笏湖を囲む、代表的な山々の姿が。
この景色の中を登って行くのは本当に気持ちが良いものでした!
***
またうっすらと雪が降ったあとで、支笏湖に住む野生動物の足跡が登山道脇にたくさん見られました。
雪に開いた穴の中へとてんてんと続く、長いしっぽと小さな足で付けたネズミの足跡。
その横を大きな後ろ足でぴょこぴょこ跳ねながら歩き去ったエゾウサギの足跡。
そんな足跡を追いかけて来たのか、様子をうかがうように立ち止まったキタキツネの足跡。
そして、冬ごもりを目前に食べ物を探しに行くのか、ねぐらに戻ったのか、登山道横の笹藪に消えたヒグマの足跡。

〈①登山道脇に残る野生動物の足跡 ②③ヒグマの足跡 ④エゾシカの足跡 ⑤ネズミの足跡〉
足跡があることで、普段簡単には姿を現さない足跡の主たちが、確かにここに存在して生きているのだと実感します。
ここは駆け足で...ここで立ち止まって...ここで引き返して...
足跡観察は野生動物たちの少し前の行動をタイムスリップして見ているようで楽しく、愛おしい気持ちがあふれてきました。
***
冬には華やかな植物は見られなくなっても、支笏湖の眺めに加え、野生動物たちの足跡が楽しませてくれた、イチャンコッペ山。
支笏湖のおすすめスポットのひとつです。
2014年06月26日梅雨あけ?
支笏洞爺国立公園 支笏湖 畠山 夏香
支笏湖のアクティブレンジャー、畠山です。
やっとエゾ梅雨?が明けましたね。
支笏湖では約2週間ぶりに太陽が顔をだしました。
待っていました!
長い雨の間、じっとしていたエゾハルゼミも活動再開。
支笏湖のさわやかな初夏が戻ってきました。

「ケケケ…」と精一杯鳴くエゾハルゼミ
さて、そんな待ちに待った晴天の21日(土)に支笏湖で「新緑の森観察会」が行われました。
木々が青々と茂る園地内は新緑カラー一色。
空気もおいしく、散歩するだけでも気持ちが良い、そんな森のなかを
パークボランティア※の自然解説のもと歩いて行きます。
※パークボランティアとは…
環境省が募集したボランティアで、自然解説や美化清掃などを行っています。
たくさんの種類の樹木、詳しい解説で、
以前とは景色が違って見えそうです♪
観察会では、北海道産のタツナミソウ“エゾタツナミソウ”や、目立ちませんが、お星さまを散らしたような花を咲かせる“ミヤマキヌタソウ”なども見られました。

こんなにかわいいお花たちと出会えました
支笏湖の自然をじっくり観察すれば、たくさんの出会いが待っています。
それを改めて気が付かせてくれた観察会でした。
次回は、来月7月20日(日)に「支笏湖の人といきもの」と題した観察会を開催します。支笏湖と人との昔からの繋がりについて自然を観察しながら探っていきます。知らなかった支笏湖ストーリーが聴けるかも!?
詳しくは下記までお電話ください。
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支笏湖自然保護官事務所
TEL:0123-25-2350
(平日8:30~17:15、土日祝休み)
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■当日は参加者に休暇村支笏湖の温泉半額券を配布します。
午前中は自然を満喫して
午後は新しい源泉で効能アップした美肌の湯につかってのんびり過ごす……
そんな支笏湖の週末、おすすめです!
2014年06月05日支笏湖“チップ”釣り解禁!
支笏洞爺国立公園 支笏湖 畠山 夏香
畠山 夏香(はたけやま なつか)といいます。
あっという間に新緑の季節。ごあいさつが遅れてしまいすみません。
今後は駆け足ですぎていく季節にしっかりついて行き、支笏湖の魅力をどんどん発信してまいります…!
さて、6月1日に今年もチップ釣りが解禁となりました!
それにともない、私たちは各関係者と一緒に前日5月31日の夕方と初日1日の早朝、許可証がない船や、禁漁区に進入している船はいないか、チェックすべくパトロールを行いました。
釣果は上々。多い人では100匹以上釣り上げた人もいたようでした。

チップ釣りシーズン到来です~
チップ、チップと言っておりますが、みなさん“チップ”をご存じですか?
チップとは湖沼に生息する、海に出ることのないベニザケ、ヒメマスのことです。
北海道ではこのヒメマスを“チップ”という愛称で呼んでいるのです。
語源はアイヌ語のカバチェッポKapa cheppoからきており、意味は「薄い小魚」です。
このカバチェッポを略しチップと呼ばれるようになりました。
チップは今からちょうど120年前(1894年)に阿寒湖から初めて支笏湖に移殖されました。
1908年にヒメマスと名前を変更されてからも、支笏湖の名物としてチップと呼ばれ、親しまれています。

初日の朝に釣り上げた、初モノ、のなかの、初モノ!!

お刺身をいただきました~
銀色に輝くチップ。身の色はこんなにきれいなサーモンピンク。
水質日本一を誇る支笏湖のチップは癖がなく、上品な甘みがあります。
一日寝かせてお刺身にすると、舌触りがしっとりとし、甘みも更に増すそうです。
みなさん、6月1日から8月31日の3ヶ月間しか味わうことのできない支笏湖の恵み、支笏湖に足を運び、どうぞご堪能ください~!
2013年12月13日支笏湖、冬本番
支笏洞爺国立公園 支笏湖 野口智弘
連日、天気予報に雪マークが並んでいますがいかがお過ごしでしょうか。
支笏湖は先月末に一回積もったきり、ほとんど降っていませんでしたが、先週末から週明けにかけて遂に降りました!

やっと冬らしくなりました。
ちなみに先週までの様子はというと・・・

一目瞭然ですね。
ちなみに最近の暖かさに勘違いしたのか、先週巡視した際にはこんなものも。

なんと、フキノトウとタンポポが顔をのぞかせていました!
そのため、先週は「季節外れの春の訪れ」という記事を書こうかと思っていたのですが、しっかり冬がやってきました。これから支笏湖の冬の景観をお伝えしていきたいと思います!
2013年10月21日自然歩道を歩こう会(紋別岳自然観察)
支笏洞爺国立公園 支笏湖 野口智弘
先日10月5日(土)に紋別岳で観察会を開催しました。紋別岳に登りながら秋の草花や色づき始めた紅葉を観察しました。
参加者はなんと29名!今年一番の盛況です。3班に分かれ、パークボランティアの解説者を先頭に紋別岳へ出発です!

(写)紋別岳へ
紋別岳ではヤマハハコやアキノキリンソウなどの花々や、ハウチワカエデ、ヤマウルシなどの色づき始めた木々が迎えてくれました。パークボランティアによる解説は植物だけでなく、支笏湖の成り立ちなどの面白く、ためになる話がいっぱいです。
この日一番の盛り上りはエゾオヤマリンドウを見つけた時で、皆さん写真撮影を楽しんでいました。

(左上)ミヤマガマズミ、(右上)ヤマウルシ紅葉
(左下)ヤマハハコ、(右下)エゾオヤマリンドウ
そんな秋の自然を満喫しつつ2時間程登ると山頂に到着です。登っている間に雲が出てきてしまったのは残念ですが支笏湖周辺の山々や千歳や苫小牧の街並みを眺めることは出来ました!

(上)紋別岳から樽前山・風不死岳を望む
(下)晴れている日の風景
その後お昼休憩を挟んで、休暇村まで戻り観察会は終了となりました。
観察会から2週間以上がたち、支笏湖の紅葉もかなり深まってきました。今がちょうどピークのようです。今週支笏湖で紅葉を楽しんでみてはいかがでしょうか。
2013年06月12日環境の日清掃活動
支笏洞爺国立公園 支笏湖 野口智弘
自然を守り、自然の魅力を伝える仕事をしたいと考え支笏湖にやってきました。よろしくお願いします。
さて、みなさん。6月は特別な月なのですが、何の月だかわかりますか?
実は6月は環境月間なのです!
これは、1972年6月5日にストックホルムで開催された「国連人間環境会議」を記念して定められたもので、6月5日を環境の日、6月を環境月間とし、全国各地で環境保全の重要性を認識し、行動の契機とするため様々な行事が行われています。
支笏湖でも、6月8日に環境の日清掃活動を行いました!
支笏湖内外から多くの人が集まり、250人以上もの方々が参加してくださいました。

(こんなにも沢山の方が参加してくれました!)

(ゴミ拾いをする参加者)
この清掃活動は支笏湖園地・モラップ・ポロピナイ・美笛など、計8カ所で行われ、191キロものゴミを拾うことが出来ました。参加してくださったみなさん、暑い中本当にありがとうございました。
このような支笏湖の雄大な自然は、地域の人々の協力によって守られているということを、改めて認識した1日となりました。
おひさしぶりです。
支笏湖ARの畠山です。
4月末、ぽかぽか陽気が心地よい支笏湖!
今のところ、GW半ばまであたたかい日が続きそうです。
冬の間、事務所で共に過ごしたいきもの、何だと思います?
実は......寒くて食べ物のない冬を、冬眠することで乗り切る昆虫たちなのです。
足や羽がちらりと見えますか?隠れているのは2頭のタテハチョウの仲間。(9月撮影)
安心して冬眠出来る場所を求め
去年の秋、事務所の窓のわずかな隙間にもぐり込んできたのでした。
4月に入った支笏湖はあたたかい日と寒い日を繰り返して
私たちは暖房を付けたり、上着を脱いだり、温度調整が難しかったのですが
昆虫たちもいつ活動を始めるか、てこずっていたよう......
一度目覚めた後に、気温が下がり冬眠に入ってしまったのか
2週間ほど前、タテハチョウの仲間が1頭、床に落っこちているのを発見しました。
まだ天気が安定しないので寒い物置に移し、冬眠を続けてもらうことに。
身体をコンパクトに収納しつつ自分の足で立つ。半冬眠スタイル?
そしてやっと迎えた晴天の日。
しかし、タテハの目には生気が感じられず、動きもなく。
もしかして......
なんてことを考えながら外に連れ出しました。
それが、春の日差しにあててじっと待っていると、ご覧の通り!
身体を起こして、ぴったり収納していた羽と触覚がピンッと広がり、あっという間に飛んでいったのです!
ああ、ほっとしました。
今日まで彼らのように隙間に隠れている昆虫たちをつぶさないよう
窓には触らないようにしていた私たちですが、もう心配無用かな。
これから、いつでも開けられる ほっ(笑)。
少しの間、羽を広げて身体いっぱい光りを浴びる姿を見せてくれましたタテハ
寒さを防ぐ、胴体の毛がふさふさ。
このひなたぼっこをしている姿を見ていると
一年前、まだ雪の残る支笏湖で初めて見た昆虫がタテハだったことを思い出します。
今年も美しい姿を見せてくれて、ありがとう。
私も彼らのようにたくましく、活動を開始していきます!