ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

北海道地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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支笏洞爺国立公園 支笏湖

135件の記事があります。

2012年09月28日支笏湖と赤い空

支笏洞爺国立公園 支笏湖 福家 菜緒

皆さん、こんにちは。
支笏湖には突然、秋が来ました。残暑残暑と言っていたかと思えば、突如長袖・フリース出勤。道に舞う葉っぱは増えてきたものの、木々の染まり具合はまだまだ、紅葉の見頃はもう少し先になりそうです。

さて急に冷え込んだ先週9月21日、夕方事務所から窓の外を見ると、木々の隙間にわずかに見える西の空が大変なことになっていました。急ぎ足で職務を終え、湖を見渡せる場所に急行です。




次第に赤く染まってきました。




【写真上】恵庭岳 【写真下】風不死岳

なんともドラマティック。


さらに、昨年の同じ日、平成23年9月21日に笠原Rによって撮影された空がこちら。



負けました。

というように、1年前の同じ日もまた大変な夕焼けになっていたようです。夏が終わり、秋到来の最初の日はこのように支笏湖が赤く染まるのでしょうか。
こうなると…。平成25年9月21日は、支笏湖の夕日に乞うご期待です!

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2012年09月13日新しいPV誕生!

支笏洞爺国立公園 支笏湖 福家 菜緒

皆さん、こんにちは。
例に洩れず支笏湖も残暑です。

さて先日9月8日(土)、平成24年度支笏洞爺国立公園・支笏湖地区パークボランティア養成研修会を開催しました。パークボランティア(以下PV)の詳細については、前回の日記をご覧ください。

→ 8月16日『パークボランティアを募集します』


さてさて今回の支笏湖地区でのPV養成研修は実に9年ぶりの開催でした。研修参加者は27名。PV養成研修では、午前中の講義で、支笏洞爺国立公園、PV制度、支笏湖地区におけるPV活動、支笏湖地区の動植物などについて、自然保護官やPVにより解説されました。



【1】北海道地方環境事務所 国立公園・保全整備課 廣瀬課長による挨拶 【2】【3】笠原自然保護官による挨拶、国立公園の解説 【4】国立公園・保全整備課 河村自然保護官によるPV制度の解説 【5】参加者自己紹介 【6】PV宮本さんによる動植物の解説 【7】PV青山さんによるPV活動の解説


さらに午後はビジターセンターから休暇村園地に移動、お待ちかねの青空の下での研修です。アイスブレーキングで少し気持ちをほぐしていただき、さらにリスクマネージメント(ハチなどの対策)のお話があったあと、PV青山さん・宮本さんの解説により、2班に分かれて実際の観察会形式での野外研修が行われました。展望台から支笏湖を望みながら周辺の山々について解説を聞いたり、植物や動物の説明を聞いたり、千歳川の青を堪能したりしました。



【1】山線鉄橋を渡って休暇村園地へ移動 【2】千歳川の青がお出迎え 【3】PVによるリスクマネージメントのお話 【4】展望台にてPVより支笏湖の自然について解説 【5】参加者どうしの話も弾んでいる様子 【6】湖畔橋で千歳川を眺めながら解説 【7】小さいゲスト・エゾアカガエル


最後に廣瀬課長より、参加者の皆さんにPV養成研修修了証書が手渡されました。そしていよいよ…参加者の意向を問う時です。今回の研修を受けてみて、やっぱりPVになりたい!という方に、「登録申請書」を書いて提出していただくと、PV登録となります。どきどき。

研修会終了後こっそり、提出していただいた登録申請書を数えてみると、27名全ての方が提出してくださいました。わーい。スタッフ全員笑顔で、研修が終了したのでした。

これまでの26名のPVの先輩方に、新しい27名を加え、今後は53名体制でPV活動を行っていきます。PVさんは今年の活動から徐々に参加していただける予定です。皆さんの活躍に乞うご期待です。





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2012年08月16日パークボランティアを募集します

支笏洞爺国立公園 支笏湖 福家 菜緒

皆さん、こんにちは。残暑お見舞い申し上げます。
お盆も中日を過ぎ空気は秋めいてきました、と思いきや昨夜の大雨でむしむしを取り戻した支笏湖です。

さて支笏洞爺国立公園・支笏湖地区では今年、新しいパークボランティアを募集します。
パークボランティアとは、国立公園の豊かな自然環境をいつまでも残していこうと国立公園の維持管理に携わり様々な活動していただいている方々です。支笏湖地区では現在26名の会員が在籍しており、月1、2回実施している自然観察会や清掃活動、散策路整備、外来植物除去作業などを支笏湖自然保護官事務所スタッフとともに行っています。



↑活動の様子

会員の皆さんには、千歳市、苫小牧市、札幌市などからイベントの際に駆けつけていただいています。札幌から車で1時間ほどの国立公園で、自然解説の手法を学びたい!自然に詳しくなりたい!国立公園で何かしたい!支笏湖がすき!支笏湖きれい! という方、ぜひご検討いただければと思います。支笏湖の自然にも歴史にも詳しいパークボランティアさんたちから、支笏湖1年生の私も毎回色々なことを学んでいます。

パークボランティアになるためには、養成研修会に参加し、環境省北海道地方環境事務所長の登録を受けていただくことが必要となります。その養成研修が今年、約10年ぶりに開催されます。

― 平成24年度支笏湖地区パークボランティア養成研修 ―
日時: 9月8日(土)
9:30 ~ 16:30
場所: 支笏湖ビジターセンター 及び 休暇村支笏湖園地
内容: 国立公園制度、パークボランティア制度の説明、
    観察会を想定した野外研修 等
※参加費は無料です。

応募締切: 平成24年8月27日(月)17時

詳細はこちらのページをご覧ください。
北海道地方環境事務所HP
【お知らせ】平成24年度支笏洞爺国立公園支笏湖地区パークボランティア養成研修会の開催について
(リンク)

ご応募お待ちしております!



↑7月の休暇村園地・散策路整備後のパークボランティアさん

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2012年08月10日自然公園クリーンデー

支笏洞爺国立公園 支笏湖 福家 菜緒

皆さん、こんにちは。
今日は朝雨が降っていたため支笏湖は少しむしむししています。
…虫といえば、最近トンボが飛び始めました。アキアカネ Sympetrum frequens です。平地の池や沼で羽化し、夏は涼しい山地で過ごし、秋には平地に戻って産卵します。アキとついていますが、支笏湖に秋が来たわけではありません。まだ早い。

さて先週末、自然公園クリーンデー(※)にあわせ、支笏湖周辺で清掃活動を実施しました。ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。
自然公園財団のご協力のもと、約150名の方々に参加していただき、支笏湖温泉周辺、恵庭岳登山口、ポロピナイ、美笛の滝、モラップキャンプ場などのゴミ拾いを行いました。
支笏湖周辺では雪解けの時期から、地元の方による清掃や企業の方の自主的な清掃が度々実施され、活発にゴミ拾い活動が行われています。参加者の方々からは「ゴミが全然ない…」という感想も聞こえてきましたが、やはり国道沿いや、交通量の多い場所の駐車スペースなどではゴミが多く見られます。「ゴミを投げるな」と言うよりも「ゴミ拾いしていますよー」と知ってもらった方が、捨てる人の心理に訴えかけるのでは…、などと一人考えたりもしています。

ここでARのちょっと小話です。
支笏湖自然保護官事務所が主催している清掃活動としては、6月の環境の日清掃、そして今回の8月の自然公園クリーンデーの年2回実施しています。支笏湖内外の20ほどの団体さんで、支笏湖周辺の数ヵ所を分担しゴミ拾いをしていただいています。さて、この分担作業。いつも何となく悩みます。場所により人手が必要なところ、車通りが多く危ないところ、道が険しいところなど色々あります。団体さんも、お子様連れであったり、普段から道路整備をされている方々であったり、自然歩道の険しい道にも慣れているような方々であったり。そして毎年参加していただいている団体さんには、支笏湖の色々な景色を楽しんでいただけるよう分担箇所を変えてみたり。場所、人、組み合わせをみながら割り振ります。
参加していただいた方、今回の場所はいかがでしたか。

支笏湖自然保護官事務所が主催する今年度の清掃活動は今回で終わりとなりましたが、来年もまたたくさんの方々にご参加いただければ幸いです。



休暇村支笏湖への道路もゴミ拾い



6月環境の日清掃の様子(美笛の滝周辺にて)


※自然公園クリーンデーとは
環境省では、昭和58年から8月の第一日曜日を「自然公園クリーンデー」と定め、全国一斉に自然公園の美化清掃運動を実施しています。

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2012年08月03日自然公園指導員歴12年

支笏洞爺国立公園 支笏湖 福家 菜緒

皆さん、こんにちは。
支笏湖温泉では夏休みの子どもたちが楽しそうに駆け回っています。国道を走れば夏の森の甘い匂い。そしてわずかながら、湿気を含んだ空気。夏だ~

昨日支笏湖自然保護官事務所にて、支笏湖地区における自然公園指導員、白石一人(しらいし かずひと)さんの表彰式が行われました。
自然公園指導員とは、国立公園、国定公園内において、動植物の保護、美化清掃、事故の防止などについて利用者の指導や情報収集を行うため、環境省の委嘱により活動しているボランティアのことです。

白石さんは北海道からの推薦を受け、支笏洞爺国立公園・支笏湖地区で12年もの間、自然公園指導員として活動されています。これまで白石さんが続けてこられた、清掃活動、公園の適正指導、また支笏湖の水中植生保全や水質保持のための監視活動などが評価され、自然環境局から表彰されました。
今後のますますのご活躍を期待しております。



白石さん、表彰状を手ににっこり。
おめでとうございます。


自然公園指導員についてはこちらもご覧下さい。

-- 北海道地方環境事務所HP 自然公園指導員とは --
http://c-hokkaido.env.go.jp/nature/mat/m_4_2.html

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2012年06月22日子どもたちと樽前山

支笏洞爺国立公園 支笏湖 福家 菜緒

皆さん、こんにちは。
夏至も過ぎたのに、南の方では暑い~と言っているのに、支笏湖は寒いです(15時の気温12.4℃)。少し夏が恋しいと思う昨今。

さて先週、支笏湖小学校の皆さん、樽前山の自然を愛する会の新沼さんらと、樽前山に登ってきました。
樽前山は標高1022m(東山)の支笏湖を囲む火山の1つです。児童の皆さんは今日まで、「支笏湖学」の授業(北海道地質調査業協会の若松さん)で支笏湖の形成や火山について学んできています。

樽前山は7合目まで車で上がれる山ですが、登山ブームもあって利用者が多く、登山道が拡幅するなどの問題も起きています。保護官事務所では関係する皆さんと協力して登山や自然観察のマナーについて再考の取り組みをしています。
今回の支笏湖小学校の樽前山登山に際しては、1週間前に荷物や山の注意を学ぶ事前学習を行い、当日も7合目の登山口で、靴の裏のでこぼこをチェックしたり、服装を見直したり、たくさん準備をしてきました。

最初は段差のある階段を上ったりと子どもたちの少し疲れる様子もみえましたが、7合目から歩いて1時間足らずでこの絶景。この日は支笏湖に雲が立ちこめていて、普段見れない景色をみんなで堪能しました。



東ピークまで登り、外輪山を歩いて神社の周りでお昼ご飯を食べました。
溶岩ドームを眺めながらの贅沢なランチタイム。






(左上) タルマイソウ(イワブクロ Penstemon frutescens )を眺めながら歩きましたが、まだつぼみでした。
(右上) 頂上では、若松氏による出張・支笏湖学もありました。現地で見るのが一番。
(左下) 新沼氏による、ザックを使った担架搬送のデモンストレーション。
運ばれる役を担ってくれた男の子に感想を聞くと「楽しかった!」とのこと。
(右下) 帰り道は支笏湖を眺めながら。でも登山道は軽石で滑るので下ばかり見てしまいます。

当日は晴天。樽前山、麓は穏やかでも、上に登れば風が強いんですよ~と言いたいのに頂上でも風がほとんど無く、穏やか。樽前山も子どもたちには優しいんだな、と思いました。
子どもたちに、適正登山を学んでもらおうという意図もあった今回の樽前山。7合目駐車場から1時間ほどで登頂できる樽前山ですが、やはり軽装でいらっしゃっている方も見られました。山の天気は変わりやすいです。そして登山道は石で滑りやすいです。十分な装備をして登るよう心がけてください。

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2012年06月01日ヒメマス釣り解禁しました

支笏洞爺国立公園 支笏湖 福家 菜緒

皆さん、こんにちは。支笏湖AR福家です。
今日から6月ですね。支笏湖温泉ではエゾハルゼミの中低音な声も、昨日くらいからじわじわと大きくなってきました。とある釣り人の話では、エゾハルゼミが鳴き出すとヒメマスが釣れるようになるそうです。

というわけでいよいよ、本日朝3時、ヒメマス釣りが解禁となりました。またそれに併せて本日より事前に許可を受けた船に限って動力船の使用が出来るようになります。(解禁期間は8月末まで)
さてそれらの解禁日を迎え、昨日夕方、そして今朝の明け方、北海道、千歳市、支笏湖漁業組合の方たちとともに合同巡視を行ってきました。


■昨日5月31日(木) 解禁前日の巡視
この日は、ヒメマス釣りや動力船の使用をフライングしていないか、またどれくらいの数の船が待機しているのかを確認します。



2隻の船での巡視。



各ボート置き場、夕方には既にたくさんの船が待機していました。
(支笏湖の3箇所のボート置き場で合計200隻近く)


■本日6月1日(金) 明け方の巡視
この日は、ヒメマス釣りの状況や、解禁区域以外での釣りや走行といった禁止行為をしていないかなどを確認します。



朝日が雲の間から上ってきたのが朝5時前でした。



解禁区域内では釣りに勤しむ船がたくさんいました。
(3つの解禁区域で計208隻)



湖上を監視する笠原保護官。



風不死岳。



なお、支笏湖の沖の方は禁漁区域となります。その目印がこちらの境界標識。湖畔に数カ所この印があり、これを結んだ線より沖は禁漁区となります。

ルールが多く複雑ではありますが、国立公園内の自然や水産資源を守っていくためには必要なルールであり、関係機関が協力して取り組んでいます。皆さまのご協力をお願いいたします。

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2012年05月21日春の息吹観察会を開催しました

支笏洞爺国立公園 支笏湖 福家 菜緒

こんにちは。支笏湖AR福家です。
先日5月13日(日)、春の息吹観察会が開催されました。場所は、支笏湖園地(休暇村前広場および散策路)です。
パークボランティアの皆さんから春の息吹の在処をたくさん教えてもらいながら、7名の参加者の皆さんとともに、2時間ゆっくり歩きました。



笠原保護官よりご挨拶



イワガラミ Schizophragma hydrangeoides について解説するパークボランティアさん
解説「イワガラミとツルアジサイ Hydrangea petiolaris は似ていますが、イワガラミの花序(地面によく転がっている粒々のついた丸い部分)は全体が丸く、がく片(花びらにみえる部分)が1枚です。ツルアジサイは花序が平べったく、がく片は4枚です。」丸い部分だけでも種が解るのですねぇ。



(左上) エンレイソウ Trillium apetalon
(右上) アズマイチゲ Anemone raddeana
(左下) ヒメイチゲ Anemone debilis
(右下) ミヤマスミレ Viola selkirkii と、春の七草 コハコベ Stellaria media



紋別岳について解説していると、イワツバメ Delichon urbica が飛んでいきました
解説「イワツバメは夏鳥で、暖かい東南アジアなどに南下して越冬します。」春とともに帰ってきたのですねぇ。



恵庭岳と青い支笏湖と解説に聞き入る皆さん



真っ青な千歳川



最後に長ーい階段を上って、観察会は終わりました。

道外出身の私にとって道民の方々の春の「満喫っぷり」というのは目を見張るものがありますが、自分もそうなってきたように思う4年目の春です。
なお、観察会の様子を5月17日の千歳民報さんで取り上げていただきました。ありがとうございました。

ちなみに支笏湖周辺、桜が見頃です。支笏湖温泉には桜の大木がそこかしこにあり、結構見応えがあります。さらに背景には支笏湖の青を配置して…。いいですね。

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2012年04月26日支笏湖地区パークボランティア研修・総会

支笏洞爺国立公園 支笏湖 福家 菜緒

こんにちは。支笏湖AR福家です。

先週末4月21日(土)に開催された、『支笏湖地区パークボランティア』の研修と総会のご報告です。

今回の研修は支笏湖ビジターセンターにて、北海道地質調査業協会・技術アドバイザーの若松幹男さんを講師にお迎えし、支笏湖の地形の成り立ちなどについて、詳しく楽しくお話ししていただきました。



支笏湖自然保護官事務所・笠原保護官による講師紹介。



若松先生による、動いて魅せる発表資料。


講師若松先生との意見交換の時間。
講演終了後にも、知見を深めようとするボランティアの方々が詰めかけ、
活発な意見交換がなされていました。


そして午後は、支笏湖市民センターにて、支笏湖地区パークボランティア連絡会総会が行われました。
お招きした来賓の方々とともに、昨年度の活動の振り返り、また今年度の活動内容、日程などについて確認しました。






■ 支笏湖地区パークボランティアとは?
 自然解説活動や清掃活動などを通じて、支笏湖地区の国立公園利用者に自然のすばらしさを伝えることを目的としたボランティア団体です。平成3年より活動しており、昨年発足20周年を迎えました。活動は月に1回ほどで、観察会を行ったり、清掃活動、外来植物の駆除、また研修会などを行っています。
 現在会員数は26名で、今年は新しいパークボランティアをお迎えするべく、9月に新規パークボランティア養成研修を予定しています。詳細が決まりましたら、改めてHPでのご案内を予定しております。
ご興味のある方は、支笏湖自然保護官事務所までお問い合わせ下さい。

 支笏湖自然保護官事務所
 電話:0123-25-2350
 FAX:0123-25-2351
 メール:RO-SHIKOTSUKO※env.go.jp  
     【※】→【@】に置き換えてください。



なお今回の研修・総会の様子を、千歳民報(4月24日)に取り上げていただきました! さらに、千歳民報(4月17日)、北海道新聞(4月21日朝刊・千歳恵庭欄)では、支笏湖・新任アクティブレンジャーとして、私、福家の紹介記事を掲載していただきました。ありがとうございました。




この日の帰りの恵庭岳 (2012年4月21日)

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2012年04月25日春の報せ

支笏洞爺国立公園 支笏湖 福家 菜緒

こんにちは。支笏湖AR 福家です。
今日の支笏湖、お昼12時の気温は13.1℃、晴れて暖かいです。
(支笏湖畔にもアメダスが設置されています。)
今朝も8時頃、風の無い支笏湖が鏡となって周りの山々を湖面に映していました。



湖水の透明度がわかります。
-支笏湖は4年連続、水質日本一!
(環境省「公共用水域水質測定結果」による湖沼の水質ランキング)


洞爺湖に続き(※)、支笏湖でも「スプリング・エフェメラル」フクジュソウAdonis ramosaが見頃です。
ちょうど自然保護官事務所のすぐそばにフクジュソウの群落があり、気温上昇、雪解けの進行とともに刻々と開花状況も変化しています。その他にも様々な植物種の芽吹き、はたまた様々な虫や鳥の訪れなどがあり、この小さな生態系を見守っている次第です。






これだけ群生すると、タンポポの群落のようです。

春真っ盛り、という感じで、花も草も動物も一斉にワッと活発になり、変化を追うのに忙しくも、気持ちの高揚する季節になってきました。

※【参照】
平成24年4月24日 洞爺湖自然保護官事務所 大塚AR 「スプリング・エフェメラル」

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