ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

北海道地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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釧路湿原国立公園 釧路湿原

175件の記事があります。

2013年01月15日温根内木道 自然情報マップ

釧路湿原国立公園 釧路湿原 小林 美保



温根内ビジターセンターで配布している「自然情報マップ」を更新しました。

木道の上には30cmほど雪が積もっていますが、踏み固められていて長靴で歩くこともできます。日中の気温もマイナスを記録する温根内では、固まった雪が凍って滑りやすくなっている所もあるので、気をつけて歩きましょう。

木道沿いには動物の痕跡がいっぱい!足あとなどから、どんな行動(狩りなど)をしていたのか想像してみるのも楽しいですよ♪

センターではスキーセット(スキー板・ストック・専用のブーツ)やスノーシューを無料でレンタルしています。ニット帽、イヤーウォーマー、ネックウォーマー、手袋など防寒対策をしっかりして出かけましょう。

詳しくはこちらをクリック↓↓

「温根内木道 自然情報マップ」
 今回は冬の散策に適した中回りコース(約2km)を案内

以下のHPでも随時更新しています
 ◆環境省 釧路湿原国立公園(News&Topics)
  http://www.env.go.jp/park/kushiro/

 ◆釧路湿原連絡協議会HP内
  「温根内木道自然情報マップ」のバナーをクリック

*************
■温根内ビジターセンター  0154-65-2323
午前10:00~午後4:00(11月~3月)
休館日 火曜日


ひろ~い湿原でごろん… 

これも冬ならではの体験♫




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2012年12月21日本格的な寒さになりました

釧路湿原国立公園 釧路湿原 平川 正詩

釧路湿原に本格的な寒さが到来しました。
連日、最低気温氷点下10度以下の日が続いています。
来館される方はくれぐれも凍った雪道にお気をつけて安全運転でいらしてください。なお、冬季は土日祝日、12/29-1/3の間は閉館となっておりますのでご注意ください。

野生生物保護センターも雪化粧となりました。

秋にはハクチョウやカモ類で賑わっていたセンター裏の池もこの通りです。春の渡来が待ち遠しいですね。

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2012年12月11日ケアシノスリ

釧路湿原国立公園 釧路湿原 小林 美保



ロシアからオオワシやオジロワシが渡って来て
にぎやかになり始めた釧路湿原に、さらに仲間が増え始めました!
存在感のある猛禽類、冬にだけここに訪れる猛禽類と言えば・・・
私が真っ先に思い浮かぶのはケアシノスリやハイイロチュウヒです。

今日は巡視中にケアシノスリのホバリング(空中停止)に出会いました。
湿原の上空をゆっくり飛びながら、時折その場で停止飛行をし
ネズミなどのほ乳類や鳥類などを探している姿です。
見つけたら急降下して捕獲します。


朝晩はマイナス、日によっては日中もマイナス気温になり始めた釧路湿原。
外へ出るのは寒いな~なんて言ってられません!
お天気の良い日は外へ繰り出して、広い湿原を見渡してみよう。
野生動物の「生きる姿=狩り」に出会えるかもしれませんよ♪
(双眼鏡や望遠鏡があればいいですね)


*ヤチボウズも雪をかぶりましたよ*

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2012年12月10日釧路湿原国立公園エゾシカカウント調査

釧路湿原国立公園 釧路湿原 小林 美保

釧路湿原国立公園ではARによる冬期エゾシカカウント調査を継続して行っています。過去の記事はこちらから↓↓
 http://c-hokkaido.env.go.jp/blog/2011/04/717.html
 http://c-hokkaido.env.go.jp/blog/2011/05/745.html

現在の調査方法に統一してから5年目となり、今年度は釧路湿原国立公園
のパークボランティアのみなさんにも協力してもらい、細岡展望台に加え
釧路湿原北部のコッタロ湿原展望台でのカウントも始めました。

この調査を通じて、釧路湿原におけるエゾシカの動向(冬に湿原内に多くなる等)
を調べる以外に、釧路湿原に棲む生きもの(オオワシ、オジロワシ)や
普段はなかなか行くことのない冬の釧路湿原を観ることができて、
ボランティアのみなさんにも様々な発見があるようです。

また、展望台を訪れるお客さまとボランティアさんの交流もあり
月3回の調査時は終始にこやかな時間が流れています。
今まではAR1人ですることが多かったこの調査ですが、釧路湿原国立公園を
支えてくださっているボランティアのみなさんと同じ時間を共有しながら
さらに新しい発見や勉強ができることを私自身も嬉しく思います。


コッタロ湿原展望台 調査の様子


細岡展望台 調査の様子


遠くは雌阿寒岳を望む広大な美しい湿原の風景
(画像をクリックすると大きくなります)

寒い寒い冬ですが!まずは、データを蓄積していくことに重点を置き
みんなで釧路湿原のことを勉強しながら調査を続けていきたいと思います。


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2012年11月29日温根内木道 自然情報マップ

釧路湿原国立公園 釧路湿原 小林 美保

鶴居村にある温根内ビジターセンターには
釧路湿原の中を歩くことができる木道があります。
その木道の自然情報マップを更新しました。

釧路湿原では11月20日に今年度初積雪がありました。
昨年よりもずっと早めです。
温根内木道も雪が降ったり、積もったり、解けたり、凍ったりを繰り返しています。
木道上で少し立ち止まって耳を澄ましてみてください。
薄く張った氷の下を流れる湧水や雪解けの水の歌が聞こえてくるでしょう。

この凍ったり、解けたりを繰り返して
1月には本格的な「氷」の冬がやってくるのです。

「温根内木道 自然情報マップ」
*画像をクリックすると大きくなります



夜に雪が降った日の翌朝、少し早起きしてでかけてみませんか?
普段その姿をなかなか見ることができない
たくさんの動物たちが「確かにそこにいたこと」を感じられる風景に出会えます。

 *キタキツネの足跡


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2012年11月07日やちぼうず

釧路湿原国立公園 釧路湿原 小林 美保

釧路湿原にはやちぼうずという不思議?な生きものがすんでいます。
「やちぼうず」てどんな生きもの??

それは大小さまざまな大きさで、誰かの頭みたいな形で!
湿原にポコポコと生息しています。
実はこれ、ヒラギシスゲやカブスゲなどのスゲ類が繁茂した株を作り、
それが隆起したものです。

春と秋にひょっこり顔を出すやちぼうず。

夏は太陽の光を浴びて成長したまわりの植物に隠れ
冬は雪をかぶって隠れんぼします。
(夏や冬も見られますが、きれいな形で見られるのは春と秋)

何回見ても愛嬌があるかわいい やちぼうずです。
雪が降る前に、ぜひ湿原で「やちぼうず」探してみてください。


(10/23)そろそろ茶色くなります

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2012年11月01日今年も。

釧路湿原国立公園 釧路湿原 小林 美保

やっぱりやって来ました。

数日前から「道東にオオワシがやってきてるよ」そんな話を聞きながら
釧路湿原で会える日を毎日楽しみにしていました。
今季、釧路湿原国立公園内を巡視中にサハリンからオオワシが渡ってきたのを確認できたのは今日が初めてです。

しかし・・・
東京の山手線がすっぽりと入ってしまうほど広い釧路湿原内。
細岡展望台からプロミナを使用して、隈無く探して2羽確認することができました。
なので、写真もご覧の通り・・・(遠くてすみません)

黄色いマルを拡大すると・・・

体の白と黒のパターンがはっきりと見えます。
まだ数が少ないこの時期だからこそ、こんなにぼやけている写真でも私には宝物のようです。

昨年も、11月1日に巡視中の初確認がありました。
http://c-hokkaido.env.go.jp/blog/2011/11/01/index.html

何度体験しても、心がドキドキする瞬間です。
海を越えて 釧路湿原にもオオワシがやってきました。


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2012年10月30日オオハクチョウ飛来

釧路湿原国立公園 釧路湿原 平川 正詩

釧路湿原野生生物保護センター脇の池にオオハクチョウが飛来しました。
10月22日時点では全部で7羽です。



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2012年09月14日温根内木道 自然情報マップ

釧路湿原国立公園 釧路湿原 小林 美保

鶴居村にある温根内ビジターセンターには
釧路湿原の中を歩くことができる木道があります。
その木道の自然情報マップを更新しました。

9月に入りましたが、昨年に比べて蒸し暑い日が続く釧路湿原国立公園です。
そんな中でも生きものは、同じように四季の移ろいを知らせてくれます。
木道では秋の知らせを連れてウメバチソウが咲き始めましたよ!

◆お知らせ◆
パークボランティアによる定点解説を行います。(参加無料・申込み不要)
 ・日時:9月16日(日)10:00~12:00、13:00~15:00の間
 ・場所:温根内木道
みなさまのお越しをお待ちしております!

「温根内木道 自然情報マップ」
*画像をクリックすると大きくなります




また、釧路湿原東部の湖沼にはガンやカモの仲間がやって来始め、
にぎやかになりつつあります。


9月5日には、ヒシクイもしくはオオヒシクイと思われる渡り鳥
(北海道では旅鳥)がシラルトロ湖上空を旋回していました。
ロシアからやって来て、これから本州で越冬するのですが
一部の鳥たちは北海道に立ち寄り、栄養を蓄えて、さらに南へ向かいます。

彼らに出会うと 秋そして冬への心構えが始まる私がいます。

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2012年08月09日温根内木道 自然情報マップ

釧路湿原国立公園 釧路湿原 小林 美保

鶴居村にある温根内ビジターセンターには
釧路湿原の中を歩くことができる木道があります。
その木道の自然情報マップを更新しました。

木道を歩く前に、ビジターセンターによって
このマップを片手に散策を楽しんでください!

8月に入り、夏のお花が満開、そして秋のお花も咲き始めました。
湿原が真緑に染まる中、木道を歩くのはとても気持ちが良いです。
雨の後は、しゃきんとしたヨシの葉の上に、
きれいに並ぶ まぁるい水滴が美しい 釧路湿原です。

「温根内木道 自然情報マップ」
*画像をクリックすると大きくなります


◆お知らせ◆
温根内ビジターセンター、塘路湖エコミュージアムセンターは
パークボランティアのみなさんの協力により、夏季の間(~8/15まで)
休館日も開館しています。

パークボランティアによる定点解説を行います。(参加無料・申込み不要)
 ・日時:8月19日(日)10:00~12:00、13:00~15:00の間
 ・場所:温根内木道
 
みなさまのお越しをお待ちしております!



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