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北海道地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

知床周年イヤー!

2024年05月24日
ウトロ 森下南美
雪がとけ、土が見え始めたと思ったら、草花が一斉に芽吹き始め、日増しに緑が濃くなっていくのを感じます。草花の芽吹きと種類の移り変わりの早さに驚かされる毎日です。
 
快晴の日も涼しい風が吹き抜ける、散策シーズンがやってきました!
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残雪の知床連山と知床五湖
さて、1964年に誕生した知床国立公園も、今年で60周年。
さらに来年は世界自然遺産に登録されて20年と、「知床の周年イヤー」が続きます!
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知床周年記念のロゴマーク
それを記念して、国立公園に指定された6月1日に開催されるシンポジウムを皮切りに、知床では来年にかけて各地でイベントが開催されます。

知床国立公園指定60周年記念シンポジウム

〈開催にあたって〉
 これまで知床の優れた景観や生態系は地域の人々との調和・共存を通して守られてきました。一方で年々加速する自然環境の変動や、コロナ以降の来訪者の量と質の変容を受けて、知床ならではの価値を再認識し、持続可能な利用の方針を地域全体で定めることが一層求められています。また、自然体験に内在するリスクへの対応、ヒグマを代表とする野生動物との適切な距離が課題となっています。
 このような背景のもと、多様な識者、関係者が集い、自然との向き合い方を改めて議論し、これからの知床国立公園や周辺地域のあり方を考えるシンポジウムを開催いたします。
 
〈日時〉2024年6月1日(土)14:00~17:00
〈場所〉斜里町公民館 ゆめホール知床 文化ホール 定員約500名
 
〈テーマ〉
私たちは自然とどう向き合うか ~知床らしい自然体験と利用の心得~

〈基調講演〉
河﨑秋子氏(作家・別海町出身)「100年先まで続く人間と自然のありかたを」

〈パネルディスカッション〉
「知床らしさから考える人と自然との距離」
ファシリテーター:愛甲哲也(北海道大学大学院教授)
   パネリスト:河﨑 秋子(作家)
         秋葉 圭太(公益財団法人 知床財団)
         石井 渓人(羅臼高等学校)
         森 光(株式会社ゴールドウイン取締役専務執行役員)
         藍 屏芳(LANTOKO) 

〈取り組み発表〉
「知床の良質な自然体験と利用のルール」(環境省・斜里町・羅臼町)

○シンポジウムについての詳細
知床国立公園指定60周年記念シンポジウムの開催について | 釧路自然環境事務所 | 環境省 (env.go.jp)

○シンポジウムのチラシ
000220905.pdf (env.go.jp)

今後のイベント

6月1日以降も、各地でイベントが続きます。
 
●「SHIRETOKO Adventure Festival 2024」斜里・羅臼両町で野外アクティビティなどさまざまなイベントを実施します。
 
●「しれとこ100㎡運動PRイベント」知床で取り組まれてきた100㎡運動について紹介します。
 
下記を参考に、ぜひ知床に足をお運びください!
 
知床国立公園60周年・世界遺産20周年記念事業の実施について | 釧路自然環境事務所 | 環境省 (env.go.jp)
 
○イベントガイド
000210628.pdf (env.go.jp)