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アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

北海道地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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支笏洞爺国立公園

96件の記事があります。

2020年10月23日定山渓で森あそび川あそびDAY

支笏洞爺国立公園 當山真貴子

みなさん、こんにちは。支笏湖アクティブ・レンジャーの當山です。

今年の7月と9月に、定山渓で自然観察会のイベントを開催しましたので、その時の様子をお伝えしたいと思います(^^)

(共催:一般社団法人定山渓観光協会、ガイド:NPO定山渓自然倶楽部)

 

2020.07.18

夏真っ盛りの定山渓で、仙人と言われている名物ガイドさんの案内で、シナノキの花やヤマグワの実、アオダイショウを観察したり、川で生き物探しをしました♪

(参加者:17名)

※クリックすると大きくなります。

 

2020.09.12

ひんやり涼しくなった定山渓で、花の形が「大」の文字のような「ダイモンジソウ」や赤色の「ガマズミ」の実を観察したり、川で石投げをして楽しみました♪

夏の時期に咲くはずの「ギンリョウソウ」も見られ、独特な佇まいに皆さん興味津々でした(^^)

(参加者:17名)

※クリックすると大きくなります。

 

また、9/17()に二見公園の管理(ササ刈りや流木撤去等)のお手伝いをしました。

ササ刈りをしたことで、今まで芽を出していなかった、「サイハイラン」が咲くようになったとのこと。定期的に公園を管理されている団体の皆さんに感謝しつつ、来年、満開のサイハイランの群落を想像しながら作業しました(^^)

 

定山渓は、温泉のイメージが強いですが、二見公園に一歩足を踏み入れてみると、可憐なお花や昆虫、魚などの生き物と出会える場所があります。

秋の定山渓(二見吊り橋)
 

人口約197万人が暮らしている札幌市。

その中心部を流れる豊平川の上流が定山渓の森の中にあり、「こんな場所があるなんて知らなかった」という参加者の笑顔を見て、私自身も新しい定山渓の魅力を堪能したひとときでした。

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2020年10月15日迫力満点!秋の七条大滝自然観察会

支笏洞爺国立公園 當山真貴子

木々の葉っぱが赤や黄色に色づき始め、紅葉シーズン到来中の支笏湖。

紅葉登山が好きな當山です。

 

さて、新型コロナウイルスの感染予防対策を徹底した上で、10/11()に千歳市役所さんとの共催行事「秋の七条大滝自然観察会」を開催しました。

※参加者:11名(大人:6名、子ども:5名)

 

8:30に千歳市役所に集合し、そこからマイクロバスに乗り、七条大滝へ!

七条大滝に続く林道を歩いていると、ひときわ目立つオレンジ色の実を発見!

「コウライテンナンショウ」という植物で、ヘビのマムシのようなまだら模様があることから、「マムシグサ」とも呼ばれています。高さ30cm1mの多年草で、雄株から雌株へ、または雌株から雄株へと性転換する植物として知られています。食べる人もいるそうですが、毒があるとのこと(汗)

 

他にも、赤色が特徴的な「ミヤマガマズミ」の実や潰すと胞子が飛ぶ「ホコリタケ」、白色の綿のような「トドノネオオワタムシ」を観察しました。

※クリックすると大きくなります。

 

そして、七条大滝に到着!参加者の皆さんは、迫力満点の七条大滝に魅入っていました(^^)

※滝壺へ下りる場合、階段は急で滑りやすいため、足下には充分に注意して下さい。

 

今回、3名のパークボランティアに解説をお願いしましたが、植物、歴史、補足の分野に分かれ、参加者の皆さんは、解説者の説明に耳を傾けながら、秋の七条大滝を楽しんでいました。

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2020年10月05日アクティブ・レンジャー写真展2020~北の自然の舞台裏~ in洞爺湖

支笏洞爺国立公園 小松瑠菜

こんにちは!洞爺湖アクティブ・レンジャーの小松 瑠菜です!

 葉っぱがキレイに色づく季節になりました♪

観光などで洞爺湖にお越しの際には、是非洞爺湖ビジターセンター・火山科学館にお立ち寄りください!☆

ビジターセンター2階では、10月1日(木)から、

「アクティブ・レンジャー写真展2020~北の自然の舞台裏~」を開催しています!^^

展示している写真は、私たちアクティブレンジャー・希少種保護増殖等専門員12名が

国立公園や鳥獣保護区等で撮影した、風景と生きもののとっておきの写真たちを展示しています☆

洞爺湖管理官事務所からは、

前任の増田ARが撮影した青く美しい洞爺湖の写真を展示しています☆

他にも、計12枚の写真達とともに、各ARの自己紹介や業務内容を記載したポスターの展示や、

お持ち帰り可能な業務紹介冊子、各種パンフレット等も充実してそろえております♪

 この機会にARの視点から見る国立公園の魅力に触れていただけると嬉しいです^^

会場にお越しいただけた方には、簡単なアンケートにご記入していただくだけで、

洞爺湖会場限定の「しおり」をプレゼントしています^^

是非、アンケート記入の上、お持ち帰りください☆

では、続きは会場で!☆ミ

北海道の景色や動植物の写真をみて、次の旅先の候補にしていただけると幸いです^^

洞爺湖ビジターセンター・火山科学館 では、10月29日(木)まで写真展を開催しています☆

みなさま、是非この機会にお立ち寄りください^^

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2020年09月27日アメリカオニアザミの生命力

支笏洞爺国立公園 小松瑠菜

こんにちは!洞爺湖アクティブ・レンジャーの小松 瑠菜です!

外来生物・アメリカオニアザミ をご存じでしょうか・・・?

 最近、住宅地でも見かけるようになったこちらの植物。

夏から秋にかけてピンクの花をつけ、葉や茎には鋭いトゲを持っています。

ご存じの方も多いと思いますが、そもそも外来生物とは、

「もともとその地域にいなかったが、人間の活動によって他の地域から入ってきた生物のこと」を指します。

中でもアメリカオニアザミは、生態系被害防止外来種リストに記載されており、

生態系に悪影響を及ぼす可能性があることから、利用に関わる個人や事業者等に対し、

適切な取扱いについて理解と協力をお願いしています。

 ※詳しくは環境省公式HPより生態系被害防止外来種リストをご覧ください。

 残念なことに、支笏洞爺国立公園でも、こちらの植物は生息しています。

洞爺湖管理官事務所では、毎年、洞爺湖地区パークボランティアさんとともに、

洞爺湖・中島でアメリカオニアザミの防除を行っています。

しかし、その帰り道、洞爺湖ビジターセンターの敷地内で突然足に痛みを感じ、

足下を見ると、なんとアメリカオニアザミを2株見つけてしまったのです・・・!

(少し触れただけでトゲがいくつも刺さり、とても痛いのです・・・)

1つ(個体A)は砂利の上に、もう1つ(個体B)は草地の上に生育しており、早速、根元から切断しました。

すると1ヶ月後・・・

あろうことか、バッチリ花をつけているではありませんか・・・!

「刈り取ったのに何故?」と思い、よーく観察してみると、以下の特徴に気づきました↓

【刈り取り後の茎の経過】

個体A、Bともに、刈り取り後の茎についていた蕾は、その後花をつけ、種もつけた。

【刈り取り後の母体(地中に根を張らせている茎)の経過】

個体A:葉を全て刈り取られた個体は、生育できなかった。 ※根は生きているかもしれない。

個体B:葉を残した個体は、また新たな茎を伸ばし、花を咲かせている。

※現在は全て回収し、処分しています。

つまり、根ごと引き抜くことがベストであることに変わりはないですが、

刈り取り作業のみ行う際は、下記の点に注意すべきではないかと推測しました。

1. できるだけ蕾をつける前に実施する。

2. 蕾をつけている時期に実施する場合は、刈り取った茎を持ち帰り、焼却処分する。

   ※その際、刈り取った個体から種を飛ばさないように注意する。

これだけの生命力を持つ外来種の完全な駆除は、非常に難しいことですが、

駆除対象の特徴や協力者の労力等を複合的に考慮し、

引き続きより良い防除方法を考案したいと考えさせられました。

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2020年09月25日支笏湖ビジターセンター展望デッキOPEN!

支笏洞爺国立公園 當山真貴子

支笏湖アクティブ・レンジャーの當山から、みなさまにお知らせがあります!

 

この度、利用者のみなさんが、より快適に滞在できるよう、支笏湖ビジターセンターの南側に展望デッキを整備しました♪

外観

内観

 

20204月から工事が始まり、約5ヶ月の期間を経て完成することが来ました。

工事関係者の皆様、この場をお借りしまして、感謝申し上げます。

 

完成までの様子は、下記の支笏洞爺国立公園公式SNSにて公開する予定です。

ご興味のある方はご覧下さい♪

併せてフォローいただけると幸いです(^^)

Facebook→https://www.facebook.com/ShikotsuToya/

Instagram→https://www.instagram.com/shikotsutoya_nationalpark/

 

夏のシーズンは新緑、紅葉のシーズンは赤や黄色に色づいた木々などを見ることができます。静かに本を読むのも良し、友人やご家族と休憩するのも良しの場所で、オススメです。

色合いも綺麗で品があり、私自身、お気に入りの場所になりそうです☆

 

オープニングセレモニーの様子

9/25()に展望デッキのオープニングセレモニーも開催しました。

支笏湖の眺望を楽しみながら、是非、ご利用ください(^^)

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2020年09月14日ドングリ調査

支笏洞爺国立公園 小松瑠菜

こんにちは!洞爺湖アクティブ・レンジャーの小松 瑠菜です!

先日、洞爺湖地区パークボランティアさんと、昭和新山駐車場にて、ドングリの調査を実施しました!

今回の調査は、北海道庁さんからの依頼で実施いたしました^^

秋の堅実類(ドングリなど)や、漿果類(ベリーなど)の実りの豊凶と、

ヒグマ出没の頻度が関係している(?!)可能性があることから、

ヒグマの大量出没を予測するための基礎資料を得る事を目的としています☆

調査方法はいたって簡単☆

1つの森林から3本のミズナラの木を調査木とし、1本につき20本の枝をランダムに選び、

枝先にドングリがついているか、ついていないかを判断する、というもの。

今回は総勢11名ものパークボランティアさんが参加してくださいました^^

実際に双眼鏡で枝先を見てみると、

ドングリの実は基本的に上を向いて実っているため、木の下から見上げてもなかなか見えません・・・。

少し引いたアングルから見ると、どんぐりの実が見えやすいということや、

同じ林内でも、どんぐりの豊凶にバラつきがあるということ、日なたよりも日陰の枝の方が見えやすいということなど、

様々な発見がありました!

調査中パークボランティアさんから、

「ドングリがたくさん実っているミズナラの木の下には、たくさんドングリが落ちているけれど、

ドングリがあまり実っていないミズナラの木の下には、あまりドングリが落ちていないから、

見落としている訳ではなく、やっぱりこの調査木は実りが少ないんだと思う・・・!」

「高いところにある枝よりも、低いところにある枝の方が、たくさんドングリが実っているように見えるけれど・・・

それって、私たちから距離が近くて見えやすいからなんじゃ・・・?」

などなど、たくさんのお声が聞こえて、ただ調査するだけでなく、様々な情報から推測して、

複合的に考えることで、より知見が広がるなぁと勉強になりました^^

一足お先に調査を終えたパークボランティアさんが、付近でギンリョウソウやキノコを見つけてくださいました^^

私もずーっと見たいと思っていたギンリョウソウを初めて見ることが出来、とても嬉しかったです!

今年は比較的、例年よりもドングリの結実が少ないというお話を聞きしましたが、秋はまだまだこれから♪

紅葉やお月見など、旬の秋を楽しみましょう^^

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2020年09月06日四十三山 開通!!!

支笏洞爺国立公園 小松瑠菜

こんにちは!洞爺湖アクティブ・レンジャーの小松 瑠菜です!

クマの出没情報を受けて、しばらく閉鎖していた四十三山ですが、先日再び開通いたしました!

一足お先に、四十三山に登ってきました!

長らく人間の立ち入りがされていなかったためか、様々な動物の「痕跡」を見ることが出来たり、

動物を実際に見たりすることが出来ました!

今回は、旬な見所を紹介していきたいと思います^^

まずはこちら!↓

これは誰のフンでしょう・・・?

・・・そう、四十三山名物(?!)、「タヌキの溜めフン」!!!笑

閉鎖前に比べてかなり大きくなっていました^^;

溜めフンポイントも増えていたので、みなさんご注意を!

よく見ると、コガネムシがフンの中に潜り込んでいました。

彼らのような分解者は生態系にとっても重要な存在ですよね^^

中でも新鮮なフンをよく見てみると、どうやらドングリらしき殻が・・・!

フンからも彼らが何を食べて生活しているのか垣間見ることができますね^^

続いてこちら!↓

「ん・・・? シカのフン・・・?」

・・・いえいえ、こちらはドングリの帽子です^^

ひっかかりましたか?笑

まだまだ暑い北海道ですが、山の住人はすっかり秋色ですね^^

なーんて景色を眺めながらのんびり歩いていたとき、

パッと前を見ると、なんと約1メートル先にタヌキが・・・!!!!!(驚)

お互い鈍くさかったためか、互いの存在に気づくのが遅く、タヌキも私も目をまんまるくして、

非常に驚きました・・・私としたことが不覚・・・せっかくのシャッターチャンスを逃してしまいました・・・。

思わず心の中で「驚かせてごめんよー!」と叫びました。

もうそろそろ山頂に近づいてきたころ、なんと地面にこちらが・・・!

これは一体なんだかわかりますか・・・?

最初はなんだかわからなくて、「ゴ・・・ゴミ・・・?」だなんて思ってしまったのですが、

あたりを見渡すとマツの木が・・・!

そして真ん中にあるこの塊・・・まつぼっくり・・・??

これは、エゾリスの「食痕」でしょうか?

よく見る「エビフライ」の形とは異なり、不思議な形をしています。

新しい発見をして、なんだかワクワクしました^^笑

そして近くになんだか丸いモノが・・・

「なんだこれ・・・??」と思い、少しツンツンしてみたところ、

なんと地面からポロッととれてしまいました・・・。

「なにこの丸い球体!」と思い、後日ガイドさんにお伺いしたところ、

「ツチグリの幼菌だと思われる」とのこと・・・。ネットで調べて見ると、確かに似ている・・・!

こんな珍しい(?)モノを見れてますますウキウキしちゃいました!^^

そして帰り道・・・「ふぅ・・・楽しかった^^」 と浸っていたら、なにやら物音が・・・!

「これはもしや・・・シャッターチャンス?!」と思い、今度は物音を立てないようにあたりを見渡すと・・・

いた!!!エゾリスちゃん!!!

え?見えないって?・・・ちゃんと写ってますよ!!!笑

写真では伝わりにくいのですが、目を見開いて、真剣に何かを食べています・・・笑

「もしかして、さっきのまつぼっくり食べたのもあなたですか・・・?笑」

なんて聞きたくなっちゃいます^^

以上、小松アクティブ・レンジャーがお届けする旬な見所でした^^

他にも見所がたくさんあったのですが、続きは現地で見に来てくださいね^^

☆登山をするみなさまへ☆

1.地面に複数の穴が見受けられました。植生保護のため、トレッキングポール(登山用ストック)を

  ご利用の際は、必ず「キャップ」を装着してください。

2.雨天時や、降雨の翌日は道がとても滑りやすくなっております。(特に石畳など)

  十分にお気をつけて、登山をお楽しみください。

3.タヌキの溜めフンには十分にご注意ください。^^

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2020年09月02日【パークボランティア】 洞爺湖畔清掃

支笏洞爺国立公園 小松瑠菜

こんにちは!洞爺湖アクティブレンジャーの小松 瑠菜です!

先日、洞爺湖地区パークボランティアさんと、洞爺湖畔の「ゴミ拾い」を実施いたしました。


参加してくださったパークボランティアさんは8名。

清掃エリアは洞爺湖の東側(壮瞥入り口から仲洞爺キャンプ場)の約10㎞。

※洞爺湖の西側は春先に実施済み。

洞爺湖周辺には、整備された遊歩道が数多くありますが、実際に歩いてみると・・・

意外にもたくさんゴミが落ちていました・・・。

春先に実施した洞爺湖西側の湖畔清掃と比較すると、大型ゴミは少ない印象でしたが、

代わりに、ペットボトルや食べ物のプラスチック容器等が多いと感じました。

ゴミ拾いを終えた後、集めたゴミを軽トラックに積んだところ、

なんと荷台に溢れんばかりのゴミの山が・・・!

大勢の方が自然を楽しみに訪れる国立公園。

その国立公園が汚されることは、とても悲しく思います。

あるパークボランティアさんがこう言っていました。

「1人1人が、国立公園内を『自分の庭』と思い、

楽しい想い出作りの場として利用される日が1日も早く来ることを願う」 と。

今年は洞爺湖周辺や登別などでヒグマの目撃情報が相次いでいますが、

ヒグマが彼らの生息域(=森など)から出て、人間の生活域に

訪れてくる原因の1つが、"ゴミの投棄"です。

人間が投棄したゴミは、クマが餌付くきっかけとなりえます。

支笏洞爺国立公園を代表する魅力の1つ、「洞爺湖」。

これからも美しい自然環境を楽しく利用し続けるためには、1人1人がルールとマナーを守ることが

必要不可欠ですね。

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2020年08月28日草むら≠ゴミ箱

支笏洞爺国立公園 當山真貴子

みなさん、こんにちは。支笏湖アクティブ・レンジャーの當山です。

さて、先日(8/22)、新型コロナウイルスの感染予防対策として、規模を縮小し、「自然公園クリーンデー」を開催しました。

開会式の様子

 

大人数の団体様にはご参加を控えていただき、企業様・団体様・地域の皆様にご協力を依頼したところ・・・約50名の方々が参加なさいました。

ご協力いただいた皆様、ありがとうございました(^^)

 

今回の清掃分担場所は、「ポロピナイ」・「支笏湖園地(流木撤去・千歳川沿い)」・「休暇村支笏湖付近の側溝」・「中モラップ」・「モラップ」の計5カ所に設定し、いざ清掃へ!

 

※ゴミの総重量は、約52kg。

 

規模縮小のため、以前よりゴミの量は減りましたが、例年と同様の場所で、冷蔵庫や大量の本等の不法投棄が発見されました。

また、キャンプ場では、釣り竿やバーベキューで使用する網もあり、マナーの悪さを実感...

ほとんどのゴミが、人が見えない草むらに隠されており、「草むら=ゴミ箱」ではありません。

例年呼びかけていることですが、この周辺は、ヒグマも生息している場所です。

遊歩道やキャンプ場等でゴミ(食べ物)を捨てたり、放置しておくと、それに餌付いたヒグマが人間を「美味しい食べ物をくれる対象」と見なすことに繋がります。

ヒグマが人の食べ物の味を覚えて餌付いてしまうと、再びその食べ物を手に入れようと人間のエリアに近づくようになりますので、捨てないようにお願いします。

夏の綺麗な千歳川

 

注意喚起や巡視等、再発防止に向けた取り組みを考えることが重要だと、改めて痛感した一日となりました。

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2020年08月28日夏の動植物を観察♪in支笏湖

支笏洞爺国立公園 當山真貴子

お盆を過ぎても気温の高い日が続いている支笏湖。若干、バテ気味の當山です。

 

さて、新型コロナウイルスの感染予防対策を徹底した上で、8/2()に「夏の自然観察会」を開催しました。

※参加者:8名(40代~70代:6名、子ども:2名)

観察会の様子

 

参加者の皆さんと一緒に園地内を散策していると、突如、パークボランティアさんが嬉しそうな声で呼びかけてきました!

シマヘビの黒化型を発見!

 

シマヘビとは、全長80200㎝で、北海道・本州・四国・九州等に分布しており、背中の4本の縦縞が特徴的です。体色や色彩には変異が大きく、縦縞のない個体や色のない個体もいるそうです。哺乳類や鳥類、爬虫類等を餌とし、小さいものは巻き付かずそのまま飲み込むことが多いとのこと。

「黒化型(こっかがた)」という全身が真っ黒なシマヘビを発見し、積極的に触る子どもたちを見て、好奇心旺盛な子どもたちに驚かされました(^^)

 

※クリックすると大きくなります。

 

他にも、赤色のヘビイチゴや淡い紫色のウツボグサ、エゾハルゼミの抜け殻やサッポロマイマイ等を観察することができました。

 

今回は、解説者3名で、植物・歴史・昆虫担当等に分かれ、それぞれ連携しながら説明し、参加者の皆さんは、支笏湖の夏を満喫なさっていました(^^)

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