知床国立公園 ウトロ
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2012年08月02日アメリカオニアザミ駆除
知床国立公園 ウトロ 伊藤典子
7月中に外来種であるアメリカオニアザミの駆除を行いました。夏に近づくにしたがい、すくすくと育ってきています。成長するとトゲはさらに鋭く、重量が増すと運搬も困難です。そこで、「できるだけ小さい内に駆除を!」 ということで、7月中に二回駆除作戦を立てて実施しました。

小さいのにトゲトゲしいアメリカオニアザミ。
実は道路のそこかしこに咲き誇るアメリカオニアザミ。現在は岬での駆除や、散策する人が多く、人目に付きやすい箇所で駆除を行っています。
いつまで続くか、攻防戦。今回も例年通り林野庁のグリーンサポートスタッフと力を合わせて行いました。
そんなある日、事務所に訪れた、知床を拠点にガイドしている、ガイドさん。
「フレペの滝遊歩道でオニアザミが目立ちすぎる。ガイド途中で少しづつ駆除していいか。案内しているお客さんから、駆除しないのかと聞かれるんだよ」との申し出!場所によっては不可能ですが、フレペでは大丈夫です。
「よろしくお願いします」との返事をしました。
今年は無理ですが、来年以降、フレペで案内しているガイドさん達と合同で駆除作業が行う事ができたら、攻防戦、優位になるかもしれません。

本日の戦いは終了。
小さいのにトゲトゲしいアメリカオニアザミ。
実は道路のそこかしこに咲き誇るアメリカオニアザミ。現在は岬での駆除や、散策する人が多く、人目に付きやすい箇所で駆除を行っています。
いつまで続くか、攻防戦。今回も例年通り林野庁のグリーンサポートスタッフと力を合わせて行いました。
そんなある日、事務所に訪れた、知床を拠点にガイドしている、ガイドさん。
「フレペの滝遊歩道でオニアザミが目立ちすぎる。ガイド途中で少しづつ駆除していいか。案内しているお客さんから、駆除しないのかと聞かれるんだよ」との申し出!場所によっては不可能ですが、フレペでは大丈夫です。
「よろしくお願いします」との返事をしました。
今年は無理ですが、来年以降、フレペで案内しているガイドさん達と合同で駆除作業が行う事ができたら、攻防戦、優位になるかもしれません。
本日の戦いは終了。
2012年07月27日もうすぐマイカー規制<カムイワッカ湯の滝に行く人へ>
知床国立公園 ウトロ 伊藤典子
8月1日より、マイカー規制が始まります。
カムイワッカ湯の滝へは、シャトルバスのみでしか行くことができません。旅行の前は下記ご確認お願いいたします。
・8月1日から8月25日まではシャトルバスのみ(マイカーは走行不可)
・ウトロ温泉バスターミナルか自然センターの2箇所で乗車
詳細は下記をご確認ください
→http://www.town.shari.hokkaido.jp/shiretoko/point/8p_kamuiwakka.htm
知床五湖から乗る人の為にバスストップの設置作業を行いました。また、カムイワッカへ向かう道の前のゲートは7月31日の18:00からは閉鎖いたします。その為の周知看板も設置いたしました。この間、知床連山に縦走の予定を立てている人は、下山してみたら、閉じ込められてしまうことも!お気をつけください。

看板設置中

知床五湖にシャトルバス用のバスストップの設置
カムイワッカ湯の滝へは、シャトルバスのみでしか行くことができません。旅行の前は下記ご確認お願いいたします。
・8月1日から8月25日まではシャトルバスのみ(マイカーは走行不可)
・ウトロ温泉バスターミナルか自然センターの2箇所で乗車
詳細は下記をご確認ください
→http://www.town.shari.hokkaido.jp/shiretoko/point/8p_kamuiwakka.htm
知床五湖から乗る人の為にバスストップの設置作業を行いました。また、カムイワッカへ向かう道の前のゲートは7月31日の18:00からは閉鎖いたします。その為の周知看板も設置いたしました。この間、知床連山に縦走の予定を立てている人は、下山してみたら、閉じ込められてしまうことも!お気をつけください。
看板設置中
知床五湖にシャトルバス用のバスストップの設置
2012年07月18日フードロッカーの正しい使い方について
知床国立公園 ウトロ 伊藤典子
多くの登山者が訪れると思われる、7月14日から16日までの3日間で、知床連山の巡視をおこないました。あこがれる人も多いと思われる知床連山縦走。知床では色々とルールがあります。その中の一つ。
「テント泊にはフードロッカーを使用すること。(正しく)」
このフードロッカー、聞いたことの無い人も多いかもしれません。ここ、知床のみに設置されています。野生動物を引き寄せる要因である、食料や臭いのついた食器、鍋を入れます。食料は入れても、食器等をお忘れではありませんか。引き寄せるおそれのある臭いのあるものは、まとめて入れてください。
また、羅臼平に設置してあるフードロッカー。山頂にピストンする人がザックをそのまま入れる事のできないようにゴムを張りました。一人が入れてしまったら、テント泊の人は食料を入れるスペースが無くなってしまいます。ましてや、羅臼平から先、これからが羅臼岳登山の核心部に入るところです。ザックを置いてくのは、なんで?
自分の身を守るための対策です。また、自分以外の人に迷惑をかける事にもなります。きちんとした対策をとりますよう、お願いいたします。

フードロッカー内にザックを入れられないよう、ゴムを張る。
盤面の使用方法を磨く、山岸R。

羅臼岳や硫黄山単独で登るだけでは見ることのできない、縦走路ならではの花々が咲いていましたよ。今が見頃、と咲き誇っていました。
「テント泊にはフードロッカーを使用すること。(正しく)」
このフードロッカー、聞いたことの無い人も多いかもしれません。ここ、知床のみに設置されています。野生動物を引き寄せる要因である、食料や臭いのついた食器、鍋を入れます。食料は入れても、食器等をお忘れではありませんか。引き寄せるおそれのある臭いのあるものは、まとめて入れてください。
また、羅臼平に設置してあるフードロッカー。山頂にピストンする人がザックをそのまま入れる事のできないようにゴムを張りました。一人が入れてしまったら、テント泊の人は食料を入れるスペースが無くなってしまいます。ましてや、羅臼平から先、これからが羅臼岳登山の核心部に入るところです。ザックを置いてくのは、なんで?
自分の身を守るための対策です。また、自分以外の人に迷惑をかける事にもなります。きちんとした対策をとりますよう、お願いいたします。
フードロッカー内にザックを入れられないよう、ゴムを張る。
盤面の使用方法を磨く、山岸R。
羅臼岳や硫黄山単独で登るだけでは見ることのできない、縦走路ならではの花々が咲いていましたよ。今が見頃、と咲き誇っていました。
2012年07月11日携帯トイレブース設置
知床国立公園 ウトロ 伊藤典子
本日、羅臼岳登山道(ウトロ側)途中の「銀冷水」において、携帯トイレ用ブースの設置作業を行いました。
羅臼岳登山道にはトイレ施設は有りません。「携帯トイレ」を登山の前に購入し、持参してください!今までは、携帯トイレを持って来ていても、使用するためには、他の登山者から見えないよう、道から外れて用足しをしなければならなかったかもしれません。これからは、設置した携帯トイレブース(テント式)で、安心してご使用ください。
使用方法は、テント内に書いてありますので、くれぐれも見落とさないようお願いいたします!また、どの程度使用がされているかの確認を行っていますので、数取り器の数字を一つ足してください。

風で飛ばないよう、四隅をペグで固定。数取り器も設置。
今年度はこの銀冷水にて、常設の携帯トイレブースの設置工事を行います。登山者の方には迷惑をかけるかもしれませんが、今後の多少の快適のため、よろしくお願いいたします。

使用イメージ
携帯トイレの代わりに、ペット用トイレシートを持参している方がいました。なるほど。参考にさせていただきます。
羅臼岳登山道にはトイレ施設は有りません。「携帯トイレ」を登山の前に購入し、持参してください!今までは、携帯トイレを持って来ていても、使用するためには、他の登山者から見えないよう、道から外れて用足しをしなければならなかったかもしれません。これからは、設置した携帯トイレブース(テント式)で、安心してご使用ください。
使用方法は、テント内に書いてありますので、くれぐれも見落とさないようお願いいたします!また、どの程度使用がされているかの確認を行っていますので、数取り器の数字を一つ足してください。
風で飛ばないよう、四隅をペグで固定。数取り器も設置。
今年度はこの銀冷水にて、常設の携帯トイレブースの設置工事を行います。登山者の方には迷惑をかけるかもしれませんが、今後の多少の快適のため、よろしくお願いいたします。
使用イメージ
携帯トイレの代わりに、ペット用トイレシートを持参している方がいました。なるほど。参考にさせていただきます。
2012年07月05日夏山シーズン本番!知床登山で携帯トイレデビューしてみませんか
知床国立公園 ウトロ 高橋 優太

硫黄山周辺から羅臼岳へ続く縦走路(尾根部分)
先日奄美地方で梅雨明けが宣言されましたが、ここ知床・ウトロは既に夏真っ盛りです。連日の晴天で、知床五湖では気温30℃を超えた、なんて話も聞いています。お越しの際は、帽子や飲みものなど熱中症対策を万全に!特に暑い日の水遊びにうってつけな「カムイワッカ湯の滝」には、売店や自動販売機はありませんのでご注意ください。もちろん湯の滝の水も酸性が強すぎて飲めません。(非常に酸っぱいです)
そんな夏日の中、6月24日には硫黄山、7月1日には羅臼岳の山開きがおこなわれました。いよいよ知床連山の登山シーズン本番です。この夏、羅臼岳から硫黄山まで縦走する計画を立てている方もいらっしゃるのでは?そんなあなたのザックに、そっと忍ばせていただきたいのが「携帯トイレ」です。
知床連山の上には、山小屋やトイレといった施設がありません。縦走するとなれば、自分の寝床も食料も、もちろん出したモノも担いで歩く必要があります。「そんなの、そこら辺の茂みでやればいいじゃない」そう思われる野性派の方へ。こんな調査結果があります。
環境省が平成20年度に実施した、知床連山におけるし尿の痕跡調査によると、連山のあちこちで使用済みティッシュが回収されています。下記表はその回収場所と、回収数です。

【引用元】 14.『知床連山における携帯トイレの利用促進対策』
高橋啓介(環境省ウトロ自然保護官事務所)
「第10回山のトイレを考えるフォーラム」報告資料より
http://www.yamatoilet.jp/mtclean/forum101.htm
一歩登山道を外れたらティッシュの花が百花繚乱、シレトコスミレだと思ったらティッシュのかすだった、なんて時期が割と最近まであったんですね。携帯トイレ使用を呼びかけるようになって以降、改善されたようですが……。山を登っているのかトイレを登っているのか分からなくなる前に、携帯トイレのご活用を!家に帰るまでが遠足であるのと同様、出したモノを持ち帰って処分するまでが用便です!
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※ 携帯トイレの購入・廃棄についての詳細情報はこちら
『知床登山のマナー 携帯トイレを使いましょう』
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ks/skn/ssi/keitaitoire.htm
2012年07月03日今年のスミレ調査
知床国立公園 ウトロ 伊藤典子
今年も例年通り、シレトコスミレの調査を行いました。調査の前はいつもドキドキします。
「今年は、食べられてしまった、スミレはないだろうか。」
平成20年に食害にあったシレトコスミレを確認。その後、毎年調査を続けてきました。年々、食べられているスミレの数は減り、ひとまず、スミレはそれほど食べられない、ということが確認できました。しかし、シカの数が増えることによる食害の増加が心配です。
今年の食害確認数は「1」。ほっと安堵のため息。

調査区の中のスミレ数を数取り器で数えるAR2名。

山では花が見頃を迎えていました。シレトコスミレを楽しみたい方はお早めに!
硫黄山登山口の利用については→http://www.okhotsk.pref.hokkaido.lg.jp/kk/akk/shiretoko_riyou.htm
「今年は、食べられてしまった、スミレはないだろうか。」
平成20年に食害にあったシレトコスミレを確認。その後、毎年調査を続けてきました。年々、食べられているスミレの数は減り、ひとまず、スミレはそれほど食べられない、ということが確認できました。しかし、シカの数が増えることによる食害の増加が心配です。
今年の食害確認数は「1」。ほっと安堵のため息。
調査区の中のスミレ数を数取り器で数えるAR2名。
山では花が見頃を迎えていました。シレトコスミレを楽しみたい方はお早めに!
硫黄山登山口の利用については→http://www.okhotsk.pref.hokkaido.lg.jp/kk/akk/shiretoko_riyou.htm
2012年06月28日旅する木道
知床国立公園 ウトロ 伊藤典子
今年は例年に比べ雪が多かったにも関わらず、春先は暖かい日が続きました。そのため、五湖の水量は一気に増え、また、今までになく、湖は大きくなりました。それにより展望地に続く木道は持ち上がり、湖に向かって移動。今回は、水は引いたもの、置き去りになった木道を戻す作業を行いました。

ちょっと前に出た木道
.JPG)
持ち上げて元の場所へ
また、春先に降った重たい雪の影響で多くの枝が折れました。展望地の真正面、写真を撮りたいちょうど良い場所に枝が! ということで、胴長を着て湖の中へ除去作業。

素敵な景観のために湖に入って作業する、高橋AR
地上遊歩道の見回りもかねて、自然公園財団職員と登録引率者の方も一緒にまわり、遊歩道にかかっている枝を払ったり、修繕の必要な木道も確認しました。だんだん増えてきている観光客のために最低限の安全と快適さを。
知床五湖に訪れる前に→http://www.goko.go.jp/
ちょっと前に出た木道
持ち上げて元の場所へ
また、春先に降った重たい雪の影響で多くの枝が折れました。展望地の真正面、写真を撮りたいちょうど良い場所に枝が! ということで、胴長を着て湖の中へ除去作業。
素敵な景観のために湖に入って作業する、高橋AR
地上遊歩道の見回りもかねて、自然公園財団職員と登録引率者の方も一緒にまわり、遊歩道にかかっている枝を払ったり、修繕の必要な木道も確認しました。だんだん増えてきている観光客のために最低限の安全と快適さを。
知床五湖に訪れる前に→http://www.goko.go.jp/
2012年06月19日硫黄山登山道整備
知床国立公園 ウトロ 伊藤典子
6月23日から硫黄山登山道の利用が可能になります。(カムイワッカ湯の滝より先の通行には事前申請が必要です。詳しくは下記を確認してください)そのため、17日の日曜日、地元山岳会と林野庁のグリーンサポートスタッフと共に、登山道の整備を行いました。
本日の一番の目的は、遭難防止用の杭の確認と再設置。

かけやで杭を打ち込む高橋AR
登山道の様子についてですが、大沢にはまだまだ雪渓が残っています。底のしっかりした靴を履いていきましょう。日々、雪解けの進む雪の上を歩くには、しっかりと蹴り込めることのできる靴は必携です。また、硫黄山から縦走に行く際には、山頂直下にある雪渓のトラバ-スはアイゼンがあると安心です。
大岩分岐下は土砂の流失が目立ち、本来ならば、雪渓の上を歩けるところが、土砂の上を歩かなければならなくなっていました。一見、隣の沢の方が歩きやすく見えるので、迷いやすい箇所となっています。ここにも、ピンクテープを設置。

※カムイワッカ湯の滝より先は通行止めになっています。23日から、登山口までの区間の通行には、事前申請により、徒歩による通行が可能です。詳しくはオホーツク総合振興局網走建設管理部HPを参照してください。http://www.okhotsk.pref.hokkaido.lg.jp/kk/akk/shiretoko_riyou.htm
本日の一番の目的は、遭難防止用の杭の確認と再設置。
かけやで杭を打ち込む高橋AR
登山道の様子についてですが、大沢にはまだまだ雪渓が残っています。底のしっかりした靴を履いていきましょう。日々、雪解けの進む雪の上を歩くには、しっかりと蹴り込めることのできる靴は必携です。また、硫黄山から縦走に行く際には、山頂直下にある雪渓のトラバ-スはアイゼンがあると安心です。
大岩分岐下は土砂の流失が目立ち、本来ならば、雪渓の上を歩けるところが、土砂の上を歩かなければならなくなっていました。一見、隣の沢の方が歩きやすく見えるので、迷いやすい箇所となっています。ここにも、ピンクテープを設置。
※カムイワッカ湯の滝より先は通行止めになっています。23日から、登山口までの区間の通行には、事前申請により、徒歩による通行が可能です。詳しくはオホーツク総合振興局網走建設管理部HPを参照してください。http://www.okhotsk.pref.hokkaido.lg.jp/kk/akk/shiretoko_riyou.htm
2012年04月25日知床五湖、4月20日より絶賛開園中です!(と着任のご挨拶)
知床国立公園 ウトロ 高橋 優太
4月よりウトロ自然保護官事務所アクティブレンジャーに着任いたしました、高橋優太と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
知床の「し」の字も知らぬどころか、北海道に来たのは中学校の修学旅行以来……
「自分、山とか好きなんで」とほとんど勢いのみでアクティブレンジャー募集に応募し、
ここ、ウトロの土を踏んではや3週間が経ちました。
右も左もわからぬまま、日々教わりつつ業務にあたっていますが、この日常のすぐ隣に極々フツーに雄大な自然がゴロゴロしている生活は、毎日が感動・感激の連続です!興奮し過ぎて具合悪くなりそうです!

流氷残るウトロの海(4月上旬)

雪の知床連山(4月中旬)
そんな中、ここ1週間ほどはとある場所へひたすらに通い詰めていました。そう、いかにも「知床五湖」です。知床五湖とはどういったところかと言いますと、
http://www.goko.go.jp/knowledge.html (知床五湖公式ウェブサイトより)
お分かりいただけたでしょうか。ご覧の通り、とてつもなく綺麗な場所です。この知床五湖の開園に向けた準備に携わっていました。私だけでなく、というかむしろ私なんかよりもずっと深く、本当に沢山の方々が協力して準備をしてきました。園内設備を修繕する皆さん、フィールドハウス内でレクチャーの準備をする皆さん、観光PRをしてくださる内外各地の皆さん……挙げきれません。
ちなみに私もつい先日、知床五湖の歩道を管理する北海道の呼びかけに応じたボランティアの皆さんと共に、自然歩道の除雪をしました!雪が深い上にガチガチに固まっていて、石切場でブロックを切り出している気分でした!筋肉痛!

汗だくで除雪するボランティアの皆さん
前振りが長くなりましたが、ともあれそんな皆さんのご協力の結果!
知床五湖!4月20日より、絶賛開園中です!
知床五湖公式ウェブサイト http://www.goko.go.jp/
ヒグマの心配ご無用!彼方へ連なる雄壮な知床連山を高台より眺める「高架木道(無料)」、
知床に生きる動物たちの息づかいを感じながら、原始の森に眠る湖に最接近する「地上遊歩道(大人250円)」、どちらもバッチリ散策できます! ゴールデンウィークは是非お越しを!
知床の「し」の字も知らぬどころか、北海道に来たのは中学校の修学旅行以来……
「自分、山とか好きなんで」とほとんど勢いのみでアクティブレンジャー募集に応募し、
ここ、ウトロの土を踏んではや3週間が経ちました。
右も左もわからぬまま、日々教わりつつ業務にあたっていますが、この日常のすぐ隣に極々フツーに雄大な自然がゴロゴロしている生活は、毎日が感動・感激の連続です!興奮し過ぎて具合悪くなりそうです!
流氷残るウトロの海(4月上旬)
雪の知床連山(4月中旬)
そんな中、ここ1週間ほどはとある場所へひたすらに通い詰めていました。そう、いかにも「知床五湖」です。知床五湖とはどういったところかと言いますと、
http://www.goko.go.jp/knowledge.html (知床五湖公式ウェブサイトより)
お分かりいただけたでしょうか。ご覧の通り、とてつもなく綺麗な場所です。この知床五湖の開園に向けた準備に携わっていました。私だけでなく、というかむしろ私なんかよりもずっと深く、本当に沢山の方々が協力して準備をしてきました。園内設備を修繕する皆さん、フィールドハウス内でレクチャーの準備をする皆さん、観光PRをしてくださる内外各地の皆さん……挙げきれません。
ちなみに私もつい先日、知床五湖の歩道を管理する北海道の呼びかけに応じたボランティアの皆さんと共に、自然歩道の除雪をしました!雪が深い上にガチガチに固まっていて、石切場でブロックを切り出している気分でした!筋肉痛!

汗だくで除雪するボランティアの皆さん
前振りが長くなりましたが、ともあれそんな皆さんのご協力の結果!
知床五湖!4月20日より、絶賛開園中です!
知床五湖公式ウェブサイト http://www.goko.go.jp/
ヒグマの心配ご無用!彼方へ連なる雄壮な知床連山を高台より眺める「高架木道(無料)」、
知床に生きる動物たちの息づかいを感じながら、原始の森に眠る湖に最接近する「地上遊歩道(大人250円)」、どちらもバッチリ散策できます! ゴールデンウィークは是非お越しを!
写真撮影をするため、ヒグマに餌をあげた観光客が目撃されました。
このことは、どのようなことにつながるでしょうか。想像してみてください。
自分さえ良い写真が撮れればそれでいいのでしょうか。次にこの場所に訪れた人に近づき、餌をねだり、最悪の場合人に危害を加え、駆除。そんな事が考えつかないでしょうか。
ウトロ事務所では、餌やり厳禁の周知をするため、過去に起こってしまった悲劇について書かれたものを遺産センターや道の駅等、目に付く所のトイレに貼り付けてあります。知床五湖高架木道にも「餌やり厳禁」のパウチを掲示しました。また、カムイワッカ湯の滝に巡視に行った際には、チラシの配布をしながら説明を行っています。地道な事ですが、一人でも多くの人に安全に訪れてもらえればと思います。
高架木道に設置したパウチ。「餌やり厳禁」と「ヒグマを見てもお静かに」
チラシ配布中の野川R