知床国立公園 ウトロ
220件の記事があります。
2012年03月06日知床の森の中を歩く
知床国立公園 ウトロ 伊藤典子
先日、国立公園内で気軽に森の中を散策できる場所である、「スキーコース」の巡視を行いました。
最近、寒さの中にも春の訪れを感じるようになってきました。そして、冬眠していたものが動き出す気配が・・・。つまり登場。これからの巡視に必携なのが、クマ避けスプレー。コレが必要な季節になったかと、しみじみと見つめてしまいました。まだ、目撃情報は入ってませんが、油断はできません。
入り口付近の自然センターでは、今年から無料で長靴とスノーシューの貸し出しを行っています。さらに、コースの地図を貰い、簡単に説明を受けることができます。また、コース内は目印の赤い看板があるため、道に迷うこともなさそうです。

最近、森の中でモモンガの目撃情報が相次いでいたので、もしや会えるかもと期待していたのですが、今回お会いできたのが、耳の毛がフサフサしているエゾリス。暖かそうな冬毛でした。

スキーコースは3月半ばまで利用可能です。コースの状態によって変動するので、事前に自然センターに連絡を入れると確実です!
知床自然センター
→http://www.shiretoko.or.jp/topics/ski/ski_trust120111.htm
最近、寒さの中にも春の訪れを感じるようになってきました。そして、冬眠していたものが動き出す気配が・・・。つまり登場。これからの巡視に必携なのが、クマ避けスプレー。コレが必要な季節になったかと、しみじみと見つめてしまいました。まだ、目撃情報は入ってませんが、油断はできません。
入り口付近の自然センターでは、今年から無料で長靴とスノーシューの貸し出しを行っています。さらに、コースの地図を貰い、簡単に説明を受けることができます。また、コース内は目印の赤い看板があるため、道に迷うこともなさそうです。
最近、森の中でモモンガの目撃情報が相次いでいたので、もしや会えるかもと期待していたのですが、今回お会いできたのが、耳の毛がフサフサしているエゾリス。暖かそうな冬毛でした。
スキーコースは3月半ばまで利用可能です。コースの状態によって変動するので、事前に自然センターに連絡を入れると確実です!
知床自然センター
→http://www.shiretoko.or.jp/topics/ski/ski_trust120111.htm
2012年02月27日ワシ観察には双眼鏡を!
知床国立公園 ウトロ 山本 雄
先日のワシ調査で確認をしたオオワシ・オジロワシは、100羽を超えました。
ほとんどが流氷上にいたワシたちです。
流氷が接岸するまでの調査では、川沿いや道路沿いの木にとまっている姿をよく見ましたが、今は流氷が押し寄せ、川も氷で覆われてしまっています。ワシたちはえさを見つけるのに容易な、海が開いているところに移動しているのでしょう。
巡視や調査の時には、双眼鏡は欠かせません。実際のワシ調査では、倍率の高いスコープも持って行きますが、双眼鏡は常に首にかけていつでも覗けるようにしています。
流氷上のワシはかなり遠くにいることがあり、肉眼ではいるのかいないのか分からないこともあります。そんな時も、双眼鏡。
何気なく流氷を見ていただけでは気づかなくても、双眼鏡で探してみると、「あ、あっちにいた」「こっちにも」と発見できることがよくあります。
ワシに限らず、動物や自然風景そのものも双眼鏡を使って見てみると、新たな発見があるかもしれません。逆さにして使えば、ルーペにもなりますし。
皆さんも、知床にくる際には、リュックの中にひとつ入れておくと楽しみが広がりますよ。

双眼鏡を使って、ワシを探し中
ほとんどが流氷上にいたワシたちです。
流氷が接岸するまでの調査では、川沿いや道路沿いの木にとまっている姿をよく見ましたが、今は流氷が押し寄せ、川も氷で覆われてしまっています。ワシたちはえさを見つけるのに容易な、海が開いているところに移動しているのでしょう。
巡視や調査の時には、双眼鏡は欠かせません。実際のワシ調査では、倍率の高いスコープも持って行きますが、双眼鏡は常に首にかけていつでも覗けるようにしています。
流氷上のワシはかなり遠くにいることがあり、肉眼ではいるのかいないのか分からないこともあります。そんな時も、双眼鏡。
何気なく流氷を見ていただけでは気づかなくても、双眼鏡で探してみると、「あ、あっちにいた」「こっちにも」と発見できることがよくあります。
ワシに限らず、動物や自然風景そのものも双眼鏡を使って見てみると、新たな発見があるかもしれません。逆さにして使えば、ルーペにもなりますし。
皆さんも、知床にくる際には、リュックの中にひとつ入れておくと楽しみが広がりますよ。

双眼鏡を使って、ワシを探し中
2012年02月24日流氷を楽しむ
知床国立公園 ウトロ 伊藤典子
天候によっては、短時間で大きく変動し、いつ見ても飽きない流氷。
午前中、青空の下遙か彼方に姿を確認したと思ったら、昼間に激しい降雪。午後、再び青空が広がると目の前に雪原が現れることもありました。流氷を一目見ようとこの時期には、観光客の数が増えます。もちろん、夏に比べると少ないですが、どれほどの人がどの場所を訪れているのかを調べています。そんな週に一度の調査時には、流氷の上を歩く「流氷ウォーク」のツアーに参加している人の数も数えています。

異星人現る!・・・そんな言葉が出てきそうな、一面の氷原。天気の良い日に行うと気持ち良さそうですね。この時数えた人数は、なんと37名。多くの人が満喫していました。
ただ、心配な事も。写真のとおり、流氷は白い平原に見えますが、大小の氷が結集したもので、隙間があったり、氷が薄くなっていたり、さらに雪によって隙間等が見えなくなっていたりと危険が潜んでいます。また、海に浮いている氷なので、風向きによっては短時間で沖に向かい動き出すこともあります。厳寒のオホーツク海を漂流したり、氷の海に落ちたくないですね。安易に流氷に乗らないことが原則です。安全を考えガイドさんの案内で楽しみましょう。

また、ある日の調査時、流氷の鳴き声を確認しました。まるでエゾシカが出す仲間同士の掛け合いの声のよう。波打ち際で、擦れる氷と氷。少なすぎても、びっしり氷が岸に押し寄せても、聞けない声。これもまた、その時出会えるかの、運ですね。
・・・録音しておけばよかった!
→※録音について、こちら参照。http://c-hokkaido.env.go.jp/blog/author/author438_5.html
午前中、青空の下遙か彼方に姿を確認したと思ったら、昼間に激しい降雪。午後、再び青空が広がると目の前に雪原が現れることもありました。流氷を一目見ようとこの時期には、観光客の数が増えます。もちろん、夏に比べると少ないですが、どれほどの人がどの場所を訪れているのかを調べています。そんな週に一度の調査時には、流氷の上を歩く「流氷ウォーク」のツアーに参加している人の数も数えています。
異星人現る!・・・そんな言葉が出てきそうな、一面の氷原。天気の良い日に行うと気持ち良さそうですね。この時数えた人数は、なんと37名。多くの人が満喫していました。
ただ、心配な事も。写真のとおり、流氷は白い平原に見えますが、大小の氷が結集したもので、隙間があったり、氷が薄くなっていたり、さらに雪によって隙間等が見えなくなっていたりと危険が潜んでいます。また、海に浮いている氷なので、風向きによっては短時間で沖に向かい動き出すこともあります。厳寒のオホーツク海を漂流したり、氷の海に落ちたくないですね。安易に流氷に乗らないことが原則です。安全を考えガイドさんの案内で楽しみましょう。
また、ある日の調査時、流氷の鳴き声を確認しました。まるでエゾシカが出す仲間同士の掛け合いの声のよう。波打ち際で、擦れる氷と氷。少なすぎても、びっしり氷が岸に押し寄せても、聞けない声。これもまた、その時出会えるかの、運ですね。
・・・録音しておけばよかった!
→※録音について、こちら参照。http://c-hokkaido.env.go.jp/blog/author/author438_5.html
2012年02月14日お腹がすいているのです
知床国立公園 ウトロ 伊藤典子
今年は雪が多く、シカはその下にある草までたどり着くことがなかなか難しいようで、少しでも雪の薄い断崖部分に集まってきています。
で、起こるのは、場所取り。

ここは私が掘り返したのよとばかりにキック。回りの仲間を蹴散らして草をキープ。激しい争いです。
また、今まで食べていなかった、トドマツの樹皮を食べている姿を目撃。松ヤニがシカから食べられるのを防いでいたと思っていたのですが・・・。樹皮をぐるりと食べられてしまうと木はそのまま枯れてしまいます。

食べる、といえばこの竹。このシカが食べている竹は、除雪の範囲を示す目安の棒。頑張って食べているようでしたが、いくら頑張っても食べれないようで、頭にクエスチョンマークが浮かんでいるようでした。

ヨタヨタしているシカの姿を多く見かけます。つぶらな瞳で見つめられると、つい「がんばれよ」と声をかけてしまいます。ですが、現在、環境省では駆除活動を行っている最中です。ここは、駆除対象が自然に数を減らすことを喜ぶべきなのでしょうか。複雑な心境です。
で、起こるのは、場所取り。
ここは私が掘り返したのよとばかりにキック。回りの仲間を蹴散らして草をキープ。激しい争いです。
また、今まで食べていなかった、トドマツの樹皮を食べている姿を目撃。松ヤニがシカから食べられるのを防いでいたと思っていたのですが・・・。樹皮をぐるりと食べられてしまうと木はそのまま枯れてしまいます。
食べる、といえばこの竹。このシカが食べている竹は、除雪の範囲を示す目安の棒。頑張って食べているようでしたが、いくら頑張っても食べれないようで、頭にクエスチョンマークが浮かんでいるようでした。
ヨタヨタしているシカの姿を多く見かけます。つぶらな瞳で見つめられると、つい「がんばれよ」と声をかけてしまいます。ですが、現在、環境省では駆除活動を行っている最中です。ここは、駆除対象が自然に数を減らすことを喜ぶべきなのでしょうか。複雑な心境です。
2012年01月31日このシカの角は・・
知床国立公園 ウトロ 山本 雄
冬になり、雪が積もり、エゾシカも食べるものがなくて大変そうです。
雪が深くなると、エゾシカは風が強く雪が飛ばされやすいところに多く集まって来ます。そこでは、雪の下の草を探すのが容易だからです。
知床五湖に巡視に行った時、片方の角が下を向いているオスジカを発見しました。
一般的に、オスジカの角が落ちるのは冬の終わり頃からです。若いオスでは、5月の終わりでも残っていることがあります。

このオスジカはどうでしょう。1月の末に角を落とすのは早すぎませんか。
他のオスとケンカをしたからでしょうか。何かにぶつけたのでしょうか。
写真では角が折れているようには見えず、もっと根元から折れている(ずれている?)ようにも見えます・・。

角が最初から下向きに生えてしまうという、奇形なのでしょうか。
次に彼に再会した時には、どういうことになっているのか、しっかりと確認したいと思っています。
雪が深くなると、エゾシカは風が強く雪が飛ばされやすいところに多く集まって来ます。そこでは、雪の下の草を探すのが容易だからです。
知床五湖に巡視に行った時、片方の角が下を向いているオスジカを発見しました。
一般的に、オスジカの角が落ちるのは冬の終わり頃からです。若いオスでは、5月の終わりでも残っていることがあります。

このオスジカはどうでしょう。1月の末に角を落とすのは早すぎませんか。
他のオスとケンカをしたからでしょうか。何かにぶつけたのでしょうか。
写真では角が折れているようには見えず、もっと根元から折れている(ずれている?)ようにも見えます・・。

角が最初から下向きに生えてしまうという、奇形なのでしょうか。
次に彼に再会した時には、どういうことになっているのか、しっかりと確認したいと思っています。
2012年01月30日雪かき
知床国立公園 ウトロ 伊藤典子
本日、雪かきしました。雪かき?北海道ならば、毎日の習慣だと思うかもしれません。実際、今年は雪が多く、家の前の雪かきは大変な作業となっています。
本日行った雪かきは、地域のみんなで、観光客のために行ったものです。
斜里の町からウトロまでは約40キロ。その間、海沿いを多く走ります。本来ならば、ドライブしながら美しい景色が見られますが、(流氷来ています!)ガードレールに雪が付き、雪の壁を見続けることになってしまします。それは、もったいない!ということで、地元団体「しれとこ・ウトロフォーラム21」が呼びかけをし、ガードレールに付着した雪を除去しました。

雪の壁に向かうAR山本。

途方もなさそうですが、

2時間もすると終わりが見えてきました。
流氷シーズンは短いですが、貴重な景色を今以上に楽しんでもらおうと、自治会・観光・地域の協力での取り組みとなります。また雪が降れば壁はできてしまいますが、多くの人が集まれば、2時間の作業ですっきり綺麗になります。本日の参加者は約60名。みんなかんばりました!
本日行った雪かきは、地域のみんなで、観光客のために行ったものです。
斜里の町からウトロまでは約40キロ。その間、海沿いを多く走ります。本来ならば、ドライブしながら美しい景色が見られますが、(流氷来ています!)ガードレールに雪が付き、雪の壁を見続けることになってしまします。それは、もったいない!ということで、地元団体「しれとこ・ウトロフォーラム21」が呼びかけをし、ガードレールに付着した雪を除去しました。
雪の壁に向かうAR山本。
途方もなさそうですが、
2時間もすると終わりが見えてきました。
流氷シーズンは短いですが、貴重な景色を今以上に楽しんでもらおうと、自治会・観光・地域の協力での取り組みとなります。また雪が降れば壁はできてしまいますが、多くの人が集まれば、2時間の作業ですっきり綺麗になります。本日の参加者は約60名。みんなかんばりました!
2012年01月16日待ってました!
知床国立公園 ウトロ 伊藤典子
本日、流氷、確認しました。
昨年と同じ16日。流氷の匂いをかぎつけた知床世界遺産センターの職員が、朝一で、確認したところ、発見!その時は、カメラを持っていなかったため、一度センターに戻り。今度は流氷を撮影するべく、私アクティブレンジャー出動しました。

午前中ではまだ遠くにうっすら見えるのみですが、

午後のフレペの滝遊歩道の巡視時には、少し近づいてきたように感じます。
この後、近づくか、離れるかは風次第。刻々と流氷の状況は変化します。
こちらに流氷目当てで来る方は、どんな状況か気になることと思います。流氷の最新の情報を、網走、斜里、羅臼の観光協会が連携して、ツイッターで発信することになったようです。「流氷なび」で検索してみてください。
昨年は、3日後に接岸していますが、今年はどうなるでしょうか。
昨年と同じ16日。流氷の匂いをかぎつけた知床世界遺産センターの職員が、朝一で、確認したところ、発見!その時は、カメラを持っていなかったため、一度センターに戻り。今度は流氷を撮影するべく、私アクティブレンジャー出動しました。
午前中ではまだ遠くにうっすら見えるのみですが、
午後のフレペの滝遊歩道の巡視時には、少し近づいてきたように感じます。
この後、近づくか、離れるかは風次第。刻々と流氷の状況は変化します。
こちらに流氷目当てで来る方は、どんな状況か気になることと思います。流氷の最新の情報を、網走、斜里、羅臼の観光協会が連携して、ツイッターで発信することになったようです。「流氷なび」で検索してみてください。
昨年は、3日後に接岸していますが、今年はどうなるでしょうか。
2012年01月11日本当の楽園となるために
知床国立公園 ウトロ 伊藤典子
エゾシカの駆除を行います。
知床世界自然遺産地域では、エゾシカの増加による食害のため、植生に大きな変化が起こっています。そのため、環境省では、世界遺産地域の生態系を保護するため、エゾシカの駆除を行っています。
駆除実施中は、銃器を使用するため、大変危険ですので、岩尾別ゲートから先には絶対立ち入らないようお願いいたします。
実施区間と実施期間
□岩尾別ゲート~知床五湖(道道知床公園線岩尾別ゲート以奥)
平成24年1月4日~1月27日、3月21日~4月20日
□岩尾別ゲート~岩尾別登山口(町道岩尾別温泉道路前線)
平成24年3月21日~4月20日
※いずれも冬期通行止の区間・期間です。
実施日には、ゲートの前に人がおり、監視していますが、山の方から降りてくる方は、気がつかないうちに発砲エリアに入ってしまうこともあるかもしれません。事前に確認を怠らないようにしてください。基本的に、効果的に駆除が行えるのは、早朝、夕方となっていますが、昼間実施することもあります。この時期に山に入る方はあまりいないとは思いますが、この期間はこの場所に立ち入らないようにしてください。
知床世界自然遺産地域では、エゾシカの増加による食害のため、植生に大きな変化が起こっています。そのため、環境省では、世界遺産地域の生態系を保護するため、エゾシカの駆除を行っています。
駆除実施中は、銃器を使用するため、大変危険ですので、岩尾別ゲートから先には絶対立ち入らないようお願いいたします。
実施区間と実施期間
□岩尾別ゲート~知床五湖(道道知床公園線岩尾別ゲート以奥)
平成24年1月4日~1月27日、3月21日~4月20日
□岩尾別ゲート~岩尾別登山口(町道岩尾別温泉道路前線)
平成24年3月21日~4月20日
※いずれも冬期通行止の区間・期間です。
実施日には、ゲートの前に人がおり、監視していますが、山の方から降りてくる方は、気がつかないうちに発砲エリアに入ってしまうこともあるかもしれません。事前に確認を怠らないようにしてください。基本的に、効果的に駆除が行えるのは、早朝、夕方となっていますが、昼間実施することもあります。この時期に山に入る方はあまりいないとは思いますが、この期間はこの場所に立ち入らないようにしてください。
2011年12月20日エゾシカの保護と管理を
知床国立公園 ウトロ 伊藤典子
目に鮮やかなオレンジ色のベストを着ている人がうろうろしています。
ある日の巡視の一コマ。

可猟区と鳥獣保護区(禁猟区)が隣接されている箇所があります。赤い看板が鳥獣保護区の印。うっかり入り込んでいる人がいないか、の確認です。巡視中、鳥獣保護区脇の可猟区でハンターの人に遭遇。10月1日から猟期に入っていますが、これからが猟のシーズンでしょうか。
シカに間違えられないためのオレンジ色のベスト。皆様も散策の際は、自己防衛を。
さて、先日、知床世界遺産センターにおいて、「第二期知床半島エゾシカ保護管理計画」の住民説明会が行われました。知床ではエゾシカの増加により、樹皮食いや、特定の植物の採食により、植生の変化が見られるようになりました。このまま放置すると世界遺産地域として評価された価値が失われると考えられます。
自然環境事務所、森林管理局、北海道の世界遺産管理者3者では、専門家の助言を得て、知床におけるエゾシカ対策の計画をまとめた「管理計画」の案をつくりました。1月8日まで広く皆様の意見を募集しています。
閲覧、意見の提出方法はここで確認できます
→・知床データセンターの「報道資料・啓発資料」欄
(http://dc.shiretoko-whc.com/press/keihatsu.html)

住民説明会の様子。
ある日の巡視の一コマ。
可猟区と鳥獣保護区(禁猟区)が隣接されている箇所があります。赤い看板が鳥獣保護区の印。うっかり入り込んでいる人がいないか、の確認です。巡視中、鳥獣保護区脇の可猟区でハンターの人に遭遇。10月1日から猟期に入っていますが、これからが猟のシーズンでしょうか。
シカに間違えられないためのオレンジ色のベスト。皆様も散策の際は、自己防衛を。
さて、先日、知床世界遺産センターにおいて、「第二期知床半島エゾシカ保護管理計画」の住民説明会が行われました。知床ではエゾシカの増加により、樹皮食いや、特定の植物の採食により、植生の変化が見られるようになりました。このまま放置すると世界遺産地域として評価された価値が失われると考えられます。
自然環境事務所、森林管理局、北海道の世界遺産管理者3者では、専門家の助言を得て、知床におけるエゾシカ対策の計画をまとめた「管理計画」の案をつくりました。1月8日まで広く皆様の意見を募集しています。
閲覧、意見の提出方法はここで確認できます
→・知床データセンターの「報道資料・啓発資料」欄
(http://dc.shiretoko-whc.com/press/keihatsu.html)
住民説明会の様子。
道路脇や遊歩道脇でも、痛々しい姿が見られます。
食害を減らし、生態系のバランスを回復するため、1月に知床・岩尾別地区で行っていたエゾシカ駆除が再開されます。
以下の期間は、該当地区に立ち入らないようにしてください。
実施期間:平成24年3月21日~4月20日
実施区間:岩尾別ゲート~知床五湖(道道・知床公園線)
ご理解とご協力を、よろしくお願いいたします。