知床国立公園 ウトロ
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2011年05月02日新制度で、渋滞状況も変わる!?
知床国立公園 ウトロ 伊藤典子
4月22日に山本ARが五湖の新制度について日記を書きました。読んでいただけましたか?
できるだけ知床五湖でゆっくり自然を堪能してもらいたいとは思いますが、駐車場にとめられる台数は限られます。昨年もお盆やシルバーウィークの時には渋滞が。ただ、どのような時間に、どれくらいの台数が・・・との細かいデータはとっていませんでした。そこで今年は、「インターバルカメラ」を設置し、渋滞の状況をみよう!とのことになりました。
「インターバルカメラ」は決められた時間ごとに撮影される装置のこと。現在、5分間隔で撮影が行われるように設定したものを5台設置しています。

「インターバルカメラ」設置中(4月29日撮影)

この位置から撮影出来てれば成功!(これは、普通のカメラで撮影したもの)
ゴールデンウィーク中は仮設置とし、6月から本格的設置をしたいと考えています。
どんなふうに撮影がされているのかを確認するのが楽しみです。
できるだけ知床五湖でゆっくり自然を堪能してもらいたいとは思いますが、駐車場にとめられる台数は限られます。昨年もお盆やシルバーウィークの時には渋滞が。ただ、どのような時間に、どれくらいの台数が・・・との細かいデータはとっていませんでした。そこで今年は、「インターバルカメラ」を設置し、渋滞の状況をみよう!とのことになりました。
「インターバルカメラ」は決められた時間ごとに撮影される装置のこと。現在、5分間隔で撮影が行われるように設定したものを5台設置しています。
「インターバルカメラ」設置中(4月29日撮影)
この位置から撮影出来てれば成功!(これは、普通のカメラで撮影したもの)
ゴールデンウィーク中は仮設置とし、6月から本格的設置をしたいと考えています。
どんなふうに撮影がされているのかを確認するのが楽しみです。
2011年04月22日知床五湖オープン!
知床国立公園 ウトロ 山本 雄
4月22日、知床五湖の利用が始まりました。
昨年度にはなかった新しい施設、知床五湖フィールドハウスが建っています。
フィールドハウスの公衆トイレ部分は今日から利用できますが、施設の残りの部分は4月29日から利用可能となります。
現時点で、利用できるルートは、高架木道と地上遊歩道1湖~2湖をまわるルートです。
まだ、雪もありますので(ぬかるみもあります!)、特に地上遊歩道を歩こうと思っている方は、トレッキングシューズや長靴が必要です。日によりますが、寒い時は雪が降るぐらい冷えますので、防寒対策はしっかりと。
今日は、お昼ごろから天気となり、とてもすがすがしい感じがしました。
こんな場所で仕事ができるなんて・・知床に来てよかったなぁとしみじみ。
家族連れのお客様の姿もあり、高架木道へと歩いていかれました。

知床五湖フィールドハウス
さて、
先日のAR日記でも書きましたが、今年から知床五湖の利用が変わります。
どのように変わるのか、ここでおさらいをしましょう。
(まとめることで私の頭も整理しながら・・)
まず、利用可能なシーズンが以下のように分かれます。
4月22日 ~ 5月9日 <昨年と同じ>
5月10日 ~ 7月31日 <ヒグマ活動期>
8月1日 ~ 10月20日 <植生保護期>
10月21日 ~ 閉園(通年11月中旬) <自由利用期>
次に、それぞれの違いを見てみましょう。
○4月22日~5月9日 <昨年と同じ利用となります>
・高架木道 無料、予約不要、手続きなし
・地上遊歩道(1~2湖周回ルート)
無料、予約不要、手続きなし
※ 3~5湖をまわるルートは残雪のため、現在閉鎖中です
※ 地上遊歩道と高架木道は接続されていません
○5月10日~7月31日 <ヒグマ活動期>
・高架木道 無料、予約不要、手続きなし
・地上遊歩道(5湖→4湖→3湖→2湖の順路)
有料:手数料(大人500円、子供250円)
+
登録引率者のガイド料(各ガイド会社さんにご確認を)
予約必要(事前に登録引率者によるガイドツアーへの参加予約が必要となります。29日以降はホームページからも予約が可能です。また、当日予約につきましては、知床五湖フィールドハウスにお問い合わせください。 → TEL:0152-24-3323)
申込み手続き不要(登録引率者が代行してくれます)
※ この時期の地上遊歩道は、一般の方のみでの利用はできません。必ず登録引率者のガイドツアーに参加する必要があります。
※ 地上遊歩道から高架木道への接続はありません。
○8月1日~10月20日<植生保護期>
・高架木道 無料、予約不要、手続きなし
・地上遊歩道(5湖→4湖→3湖→2湖→高架木道、
または2湖→1湖→高架木道)
有料:手数料(大人250円、子供100円)
予約不要(ただし、人数制限がありますので、事前予約(インターネットで利用する日の10日前から可能)をお勧めします)
申込み手続き必要(当日、知床五湖フィールドハウスにて。申請書に氏名・住所(グループで入る場合は代表者の氏名・住所・立入人数)を記入します)
○10月21日~閉園(通年11月中旬) <自由利用期>
・高架木道 無料、予約不要、手続きなし
・地上遊歩道(5湖→4湖→3湖→2湖→高架木道、
または2湖→1湖→高架木道)
無料、予約不要、申込み手続き不要
注意:どの時期も駐車料金(乗用車:410円)が必要になります。
どの時期も高架木道から地上遊歩道へ降りることはできません。
どの時期も高架木道は、予約の必要はなく、申し込みの手続きもなく、無料で、ご利用頂けます。
どの時期もヒグマの出没によって、ルートが変更・閉鎖されることがあります。
このように変わります。皆さんわかりましたか?
詳しくは、知床五湖ポータルサイトhttp://www.goko.go.jp/index.htmlをご覧ください。
また、何か質問などがあれば、お気軽にお問い合わせください。
昨年度にはなかった新しい施設、知床五湖フィールドハウスが建っています。
フィールドハウスの公衆トイレ部分は今日から利用できますが、施設の残りの部分は4月29日から利用可能となります。
現時点で、利用できるルートは、高架木道と地上遊歩道1湖~2湖をまわるルートです。
まだ、雪もありますので(ぬかるみもあります!)、特に地上遊歩道を歩こうと思っている方は、トレッキングシューズや長靴が必要です。日によりますが、寒い時は雪が降るぐらい冷えますので、防寒対策はしっかりと。
今日は、お昼ごろから天気となり、とてもすがすがしい感じがしました。
こんな場所で仕事ができるなんて・・知床に来てよかったなぁとしみじみ。
家族連れのお客様の姿もあり、高架木道へと歩いていかれました。
知床五湖フィールドハウス
さて、
先日のAR日記でも書きましたが、今年から知床五湖の利用が変わります。
どのように変わるのか、ここでおさらいをしましょう。
(まとめることで私の頭も整理しながら・・)
まず、利用可能なシーズンが以下のように分かれます。
4月22日 ~ 5月9日 <昨年と同じ>
5月10日 ~ 7月31日 <ヒグマ活動期>
8月1日 ~ 10月20日 <植生保護期>
10月21日 ~ 閉園(通年11月中旬) <自由利用期>
次に、それぞれの違いを見てみましょう。
○4月22日~5月9日 <昨年と同じ利用となります>
・高架木道 無料、予約不要、手続きなし
・地上遊歩道(1~2湖周回ルート)
無料、予約不要、手続きなし
※ 3~5湖をまわるルートは残雪のため、現在閉鎖中です
※ 地上遊歩道と高架木道は接続されていません
○5月10日~7月31日 <ヒグマ活動期>
・高架木道 無料、予約不要、手続きなし
・地上遊歩道(5湖→4湖→3湖→2湖の順路)
有料:手数料(大人500円、子供250円)
+
登録引率者のガイド料(各ガイド会社さんにご確認を)
予約必要(事前に登録引率者によるガイドツアーへの参加予約が必要となります。29日以降はホームページからも予約が可能です。また、当日予約につきましては、知床五湖フィールドハウスにお問い合わせください。 → TEL:0152-24-3323)
申込み手続き不要(登録引率者が代行してくれます)
※ この時期の地上遊歩道は、一般の方のみでの利用はできません。必ず登録引率者のガイドツアーに参加する必要があります。
※ 地上遊歩道から高架木道への接続はありません。
○8月1日~10月20日<植生保護期>
・高架木道 無料、予約不要、手続きなし
・地上遊歩道(5湖→4湖→3湖→2湖→高架木道、
または2湖→1湖→高架木道)
有料:手数料(大人250円、子供100円)
予約不要(ただし、人数制限がありますので、事前予約(インターネットで利用する日の10日前から可能)をお勧めします)
申込み手続き必要(当日、知床五湖フィールドハウスにて。申請書に氏名・住所(グループで入る場合は代表者の氏名・住所・立入人数)を記入します)
○10月21日~閉園(通年11月中旬) <自由利用期>
・高架木道 無料、予約不要、手続きなし
・地上遊歩道(5湖→4湖→3湖→2湖→高架木道、
または2湖→1湖→高架木道)
無料、予約不要、申込み手続き不要
注意:どの時期も駐車料金(乗用車:410円)が必要になります。
どの時期も高架木道から地上遊歩道へ降りることはできません。
どの時期も高架木道は、予約の必要はなく、申し込みの手続きもなく、無料で、ご利用頂けます。
どの時期もヒグマの出没によって、ルートが変更・閉鎖されることがあります。
このように変わります。皆さんわかりましたか?
詳しくは、知床五湖ポータルサイトhttp://www.goko.go.jp/index.htmlをご覧ください。
また、何か質問などがあれば、お気軽にお問い合わせください。
2011年04月19日知床五湖登録引率者シーズン前研修
知床国立公園 ウトロ 山本 雄
今年から、知床五湖の利用が変わります。
5月10日~7月31日をヒグマ活動期、8月1日~10月20日を植生保護期とし、利用調整を行うようになります。
ヒグマの活動が活発な時期(「ヒグマ活動期」)は、これまで遊歩道がしばしば閉鎖されていました。
これまで閉鎖がちであった遊歩道に、ヒグマの対処技術をもった引率者(知床五湖登録引率者)が付くことで、より安定的にそして安全に歩けるようになります。
(詳しくはこちらのHPをご確認ください → http://shiretoko-whc.jp/goko/ )
知床五湖を案内する登録引率者になるためには、研修や訓練が必要となります。
ヒグマと遭遇した場合の無線研修、模擬遭遇訓練、ケーススタディなどを行い、その後引率者登録試験(ペーパー試験と実地試験の両方)を受けることになります。
4月18日は登録引率者となった方々のシーズン前研修があり、一日その研修に同行してきました。
今回の研修は、利用制度の再確認、五湖地域でのヒグマの現状などの講習、ヒグマに遭遇した場合の無線機の使い方の確認、そして、実際に知床五湖のルートを歩き、ヒグマとの遭遇回避法や歩道の確認という内容でした。
五湖の遊歩道を歩いている時、
「この木は倒れてきそうだから、何か対応をしよう」
「ここに木道があれば、人の流れを作れる。そうしたら、遊歩道以外への踏みつけを防ぐことができる」
そのような会話がありました。
目に見えないことを予想して考え、それに対応して動く。
一朝一夕にできることではありませんが、その意識を持って日々の巡視を行いたいと思いました。
勉強になった1日でした。

午前中に行われた研修の様子

知床五湖の遊歩道にて
5月10日~7月31日をヒグマ活動期、8月1日~10月20日を植生保護期とし、利用調整を行うようになります。
ヒグマの活動が活発な時期(「ヒグマ活動期」)は、これまで遊歩道がしばしば閉鎖されていました。
これまで閉鎖がちであった遊歩道に、ヒグマの対処技術をもった引率者(知床五湖登録引率者)が付くことで、より安定的にそして安全に歩けるようになります。
(詳しくはこちらのHPをご確認ください → http://shiretoko-whc.jp/goko/ )
知床五湖を案内する登録引率者になるためには、研修や訓練が必要となります。
ヒグマと遭遇した場合の無線研修、模擬遭遇訓練、ケーススタディなどを行い、その後引率者登録試験(ペーパー試験と実地試験の両方)を受けることになります。
4月18日は登録引率者となった方々のシーズン前研修があり、一日その研修に同行してきました。
今回の研修は、利用制度の再確認、五湖地域でのヒグマの現状などの講習、ヒグマに遭遇した場合の無線機の使い方の確認、そして、実際に知床五湖のルートを歩き、ヒグマとの遭遇回避法や歩道の確認という内容でした。
五湖の遊歩道を歩いている時、
「この木は倒れてきそうだから、何か対応をしよう」
「ここに木道があれば、人の流れを作れる。そうしたら、遊歩道以外への踏みつけを防ぐことができる」
そのような会話がありました。
目に見えないことを予想して考え、それに対応して動く。
一朝一夕にできることではありませんが、その意識を持って日々の巡視を行いたいと思いました。
勉強になった1日でした。
午前中に行われた研修の様子
知床五湖の遊歩道にて
2011年04月19日春の気配
知床国立公園 ウトロ 伊藤典子
本日、フレペの滝遊歩道の巡視をしたところ、青空なのに、雪が・・・。最近、春の訪れを感じるようになってきた知床ですが、数日前に雪がドカッと降りました。本日は、風は冷たいのですが、暖かな日差しが差しました。そこで、積もった雪が勢いよく溶けて頭の上に降りそそぐ。空から降る今日の雪は、春のもの。足元に積もった雪も、冬にみるサラサラのものではなく、水分をたっぷりと含んだ、春のもの。


春を告げる色を見つけようと辺りを見回してみましたが、まだ、確認することはできませんでした。代わりに、今の時期、多く目にするのは、鮮やかな黄色や白い木の幹の色。犯人は、エゾシカです。
グルリと一周、皮を食べられてしまうと、木は立ったまま、枯れてしまいます。そんなことのないように、柵で囲ったり、ネットを幹に巻いたりと、多くの努力は続けられていますが、全ての木に対して対策がされているわけではありません。
シカも待ちに待った春です。これから鮮やかに色づいてくる知床の変化が楽しみです。
春を告げる色を見つけようと辺りを見回してみましたが、まだ、確認することはできませんでした。代わりに、今の時期、多く目にするのは、鮮やかな黄色や白い木の幹の色。犯人は、エゾシカです。
グルリと一周、皮を食べられてしまうと、木は立ったまま、枯れてしまいます。そんなことのないように、柵で囲ったり、ネットを幹に巻いたりと、多くの努力は続けられていますが、全ての木に対して対策がされているわけではありません。
シカも待ちに待った春です。これから鮮やかに色づいてくる知床の変化が楽しみです。
2011年04月08日知床より、初めまして。
知床国立公園 ウトロ 山本 雄
2011年02月18日高架木道利用状況・・・??
知床国立公園 ウトロ 伊藤典子
2月に入ってから、4日と17日に知床五湖の巡視に行ってきました。現在、知床五湖は冬期閉鎖中ですが、認定証を所有しているガイドと一緒であれば、入ることができます。実施は3月21日までです。詳しくは、下記のHPに掲載されていますので、興味のある方はご確認ください。
現在、高架木道から見ることができるのは、流氷! と、シカシカシカ・・・・。高架木道のある箇所は、開拓時代に木を切り開いたため、ササ原となっています。強い風に雪は飛ばされ、少し雪を掘り返すだけで、食料のササにありつけます。そのため、この場所は、冬場のシカ達の大切な食料供給箇所になっているようです。

迫力ある景色が臨めます。(2月17日)

高架木道の下は、更に雪が少なくなっているため、シカ達の移動道になっているようです。角が当たらないように、器用に頭を下げながら、逃げていきます。私たちも同じ方向に向かっていくのですが・・・。時折、木道にぶつかる角の音が辺りに響いていました。
※現在、来年から利用する、五湖フィールドハウスと五湖パークサービスセンターの建設が行われています。工事現場の近くは、気をつけて通って下さいね。ゆっくり楽しめる知床五湖、おすすめです。
冬の知床五湖を楽しむためには・・・
エコツーリズム推進協議会
http://shiretoko-eco.net/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=11
現在、高架木道から見ることができるのは、流氷! と、シカシカシカ・・・・。高架木道のある箇所は、開拓時代に木を切り開いたため、ササ原となっています。強い風に雪は飛ばされ、少し雪を掘り返すだけで、食料のササにありつけます。そのため、この場所は、冬場のシカ達の大切な食料供給箇所になっているようです。
迫力ある景色が臨めます。(2月17日)
高架木道の下は、更に雪が少なくなっているため、シカ達の移動道になっているようです。角が当たらないように、器用に頭を下げながら、逃げていきます。私たちも同じ方向に向かっていくのですが・・・。時折、木道にぶつかる角の音が辺りに響いていました。
※現在、来年から利用する、五湖フィールドハウスと五湖パークサービスセンターの建設が行われています。工事現場の近くは、気をつけて通って下さいね。ゆっくり楽しめる知床五湖、おすすめです。
冬の知床五湖を楽しむためには・・・
エコツーリズム推進協議会
http://shiretoko-eco.net/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=11
2011年02月10日知床世界遺産センター 夜間開館のお知らせ
知床国立公園 ウトロ 高橋 知里
斜里町民の方でもまだ知床世界遺産センターに足を踏み入れたことがない方がたくさんいるのではないだろうか??
地域の人にもっと知床世界遺産センターを知ってもらいたい!というスタッフの考えから特別夜間開館を企画しました。
なぜ夜間開館なのかと言いますと、この時期ウトロではオーロラファンタジーというイベントが行われています。このイベントを観覧するために斜里町民向けシャトルバスが出るため、イベントの前に立ち寄ってもらおうと思ったからです。

夜間開館の様子。
ライトアップされた館内は昼間とはひと味違う感じ。入館された方もゆっくりと展示をご覧になっていました。

スタッフによる館内案内や、知床を紹介する映像を上映しました。
訪れた町民の方からは、「こんな施設があるのは知らなかった」
「オオワシやオジロワシの違いについて教えてほしい」
などの感想をいただきました。
この日16:30~19:00までの夜間開館中に来館された方は75名。思っていたよりも多くの方に来館していただけました。
次回の夜間開館予定は3月5日です。斜里町民だけでなく、一般の方も大歓迎です。
夜の知床世界遺産センターへ、どうぞお越しください。
地域の人にもっと知床世界遺産センターを知ってもらいたい!というスタッフの考えから特別夜間開館を企画しました。
なぜ夜間開館なのかと言いますと、この時期ウトロではオーロラファンタジーというイベントが行われています。このイベントを観覧するために斜里町民向けシャトルバスが出るため、イベントの前に立ち寄ってもらおうと思ったからです。
夜間開館の様子。
ライトアップされた館内は昼間とはひと味違う感じ。入館された方もゆっくりと展示をご覧になっていました。
スタッフによる館内案内や、知床を紹介する映像を上映しました。
訪れた町民の方からは、「こんな施設があるのは知らなかった」
「オオワシやオジロワシの違いについて教えてほしい」
などの感想をいただきました。
この日16:30~19:00までの夜間開館中に来館された方は75名。思っていたよりも多くの方に来館していただけました。
次回の夜間開館予定は3月5日です。斜里町民だけでなく、一般の方も大歓迎です。
夜の知床世界遺産センターへ、どうぞお越しください。
2011年02月02日流氷、来てます
知床国立公園 ウトロ 高橋 知里
1月19日に接岸して以来、ウトロの海では流氷が安定的に見られています。
沖までびっしり入っている流氷。
ここまでびっしり入っている状態が続くのは数年ぶりです。

1月28日 チャシコツ岩と流氷
雪の日が続いたため、流氷が平坦に見えます。
流氷の影響を受け、越冬のために飛来しているオジロワシやオオワシの数に変化がありました。
1月28日に行ったオジロワシ・オオワシ飛来調査の結果では、33羽のオオワシ・オジロワシが確認されました。
通常であれば流氷が来ると、流氷上で餌を狙うワシがやって来て、100羽以上に数が増えるというイメージがありますが、隙間なくびっしり流氷が海を埋め尽くしてしまうと、ワシが魚や海鳥などの餌を捕ることができなくなってしまうため、別の場所に移動し数が少なくなっているようです。

1月31日 プユニ岬から見た流氷

今年の流氷はまだまだ見頃が続きそうです。日に日に表情を変える流氷の景色をぜひ見に来て下さい。
※知床世界遺産センターでは流氷の状況をお伝えする展示を行っていますので、お立ち寄りください。
沖までびっしり入っている流氷。
ここまでびっしり入っている状態が続くのは数年ぶりです。
1月28日 チャシコツ岩と流氷
雪の日が続いたため、流氷が平坦に見えます。
流氷の影響を受け、越冬のために飛来しているオジロワシやオオワシの数に変化がありました。
1月28日に行ったオジロワシ・オオワシ飛来調査の結果では、33羽のオオワシ・オジロワシが確認されました。
通常であれば流氷が来ると、流氷上で餌を狙うワシがやって来て、100羽以上に数が増えるというイメージがありますが、隙間なくびっしり流氷が海を埋め尽くしてしまうと、ワシが魚や海鳥などの餌を捕ることができなくなってしまうため、別の場所に移動し数が少なくなっているようです。
1月31日 プユニ岬から見た流氷
今年の流氷はまだまだ見頃が続きそうです。日に日に表情を変える流氷の景色をぜひ見に来て下さい。
※知床世界遺産センターでは流氷の状況をお伝えする展示を行っていますので、お立ち寄りください。
2011年01月25日雪の森を歩く楽しみ~フレペの滝遊歩道~
知床国立公園 ウトロ 高橋 知里
ウトロでは1月19日に流氷が接岸し、荒れていた海が静かになりました。
風や波の音がおさまった森の中を歩いていると、小鳥たちの鳴き声が良く聞こえてきます

キバシリ
その名の通り、木の幹に停まり、上へ上へと登っています。

カシワの冬芽
冬でも葉を纒い、寒さから芽を守っているようです。
雪が積もったことで夏よりも視点が上に上がり、ひと味違う視界が広がります。
雪は音もなく降り積もり、遊歩道を覆います。
誰も歩いていない新雪の上を歩くのは楽しいものですが、ルートを見失うと道迷いの危険があります。自分が今どこにいるのかときどき確認し、歩道以外に動物やヒトの足跡があってもついていかないようにしましょう。

フレペの滝遊歩道の断崖部から見た流氷
※フレペの滝遊歩道の情報は、遊歩道入口に位置する知床自然センターで入手することができます。また、スノーシューのレンタルも行っています。
風や波の音がおさまった森の中を歩いていると、小鳥たちの鳴き声が良く聞こえてきます
キバシリ
その名の通り、木の幹に停まり、上へ上へと登っています。
カシワの冬芽
冬でも葉を纒い、寒さから芽を守っているようです。
雪が積もったことで夏よりも視点が上に上がり、ひと味違う視界が広がります。
雪は音もなく降り積もり、遊歩道を覆います。
誰も歩いていない新雪の上を歩くのは楽しいものですが、ルートを見失うと道迷いの危険があります。自分が今どこにいるのかときどき確認し、歩道以外に動物やヒトの足跡があってもついていかないようにしましょう。
フレペの滝遊歩道の断崖部から見た流氷
※フレペの滝遊歩道の情報は、遊歩道入口に位置する知床自然センターで入手することができます。また、スノーシューのレンタルも行っています。
(5月6日・高架木道から撮影)
おそらく、キツネにとっては、ちょっとした遊びのつもりでしょう。
のんびり草をはんでいたシカ達が、蜘蛛の子を散らすように逃げ出しました。キツネとシカとでは、戦ったらば、シカの方が強そうですが、キツネの方が、好戦的なようです。
ここ数日で、道路脇でキツネの姿を多くみかけるようになりました。
「おねだりキツネ」と呼ばれるこの行動。先日、巡視に向かう途中、道路脇で、もぐもぐと何か食べているキツネを確認しました。スッと通り過ぎたものの、嫌な予感。バックして戻ってみますと、食べていたのは、クリームパン。人の食べ物に依存した野生動物は、人を恐れなくなり、道路にもますます近づき、交通事故を引き起こす確率も高くなります。「野生動物にはエサをあたえない」よう、お願いいたします。ちなみに、クリームパンは没収させていただきました。
さて、シカを追いかけていたキツネ。同じ五湖で次の日、口いっぱいに肉片をくわえている、キツネを確認したとの情報。まさか狩りの結果とは思いませんが、現在、キツネは4月に出産した子狐のため、せっせとエサを運ばなければならない模様です。
(5月7日撮影・高架木道脇)
軽い足取りで、戦利品を運ぶ母ちゃん(父ちゃん?)