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北海道地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

サロベツアクティブレンジャーの春から初夏

2023年07月03日
稚内 福井翔太

 サロベツ担当アクティブレンジャーの福井です。

 今回のアクティブレンジャー日記では4月から6月にかけてアクティブレンジャーの業務で行ったこと、印象に残ったことやサロベツの様子などを振り返ります。

4月

 新年度となり稚内自然保護官事務所も新たな体制での活動が始まりました。利尻礼文サロベツ国立公園パークボランティアの会では総会を開き、昨年度の活動の振返りと、今年度の活動計画を話合いました。

 野外での活動では、地域の機関やパークボランティアと浜勇知園地やペンケ沼で清掃活動を行いました。冬の間のパークボランティア活動は少ないため、久しぶりの活動に気合い十分。利用シーズンを前に、各所大掃除の4月でした。
 
 自然環境の面では、今年もサロベツはマガンやオオヒシクイで賑わっていました。
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浜勇知園地清掃活動
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ペンケ沼清掃活動
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マガンの群れ

5月

 サロベツでは冬期休館していた幌延ビジターセンターが開館しました。業務としては施設の修繕の立会いや注意喚起の看板と張り紙の掲示などを行いました。また、利尻担当アクティブレンジャーと利尻山へ登山者カウンターの設置にも向かうなど本格的な利用シーズンを迎える前の準備をした5月でした。
 
 登山者カウンターの設置は利尻担当アクティブレンジャーの日記をご覧ください。
登山者カウンターを設置しました!(クリックするとご覧いただけます。)
 
 パークボランティア活動では国立公園の自然を守るために外来植物の除去活動を実施しました。
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注意喚起の看板の設置
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木道の利用ルールの掲示
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パンケ沼園地の外来種除去と整備活動

 サロベツの自然は5月上旬から下旬にかけて春の花が咲き始め、巡視で訪れる度に湿原の植物が緑に色付いていく変化を感じました。

 
  

6月

 サロベツも夏の花が咲き、より一層湿原を彩ります。夏らしい景色になってきました。
 
  
 エゾカンゾウも開花し、サロベツの一部地域では密集して咲いていました!・・・が昨年はサロベツのあちこちで咲き乱れていたこともあり、今年は花が少なく感じてしまいました。その分、来年に期待です。
昨年度の様子はこちら→満開!エゾカンゾウの季節(クリックするとご覧いただけます。)


 
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サロベツ海岸のエゾカンゾウと利尻山
 6月は礼文島での業務にも向かいました。業務内容や開花している花もサロベツとは異なるので新鮮でした。活動の詳細は前回のアクティブレンジャー日記で紹介していますので、ぜひご覧下さい。
礼文島 アツモリ感謝祭(クリックするとご覧いただけます。)
礼文島 高山植物盗掘防止パトロール(クリックするとご覧いただけます。) 
 
 まだまだ道北の夏は始まったばかり、地域やパークボランティアの皆さんと協力しながら引き続き業務に励みます。

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